社会福祉士の受験資格はなくなるの?いつまで有効?新カリキュラムは実習免除?科目も解説

介護や医療の現場で、さまざまな相談ができたりサポートしてくれたりする社会福祉士は「人や社会の役に立ちたい」と考える人に人気がある資格です。

しかし、国家資格に合格しないと活躍することはできません。

さらに、近年「受験資格がなくなる」というウワサがあり、受験を考えて頑張ってきた人たちは驚いたのではないでしょうか?

今回は、社会福祉士の受験資格がなくなるのか、有効期間や新カリキュラムについてご紹介していきます。

目次

社会福祉士の受験資格はなくなるの?

受験資格がなくなるらしい......」というウワサ。

社会福祉士になりたくて勉強を頑張ってきた人は、きっと驚いたのではないでしょうか?

まずは、そんなウワサについて見ていきます。

社会福祉士の受験資格はなくなるの?

結論から言うと、受験資格がなくなることはありません。

受験資格を得ている人は、決して受験資格を失うことはありませんので安心してください。

ただ、受験資格を得るためのカリキュラムが変更になり、これから学習を始める方々は新しいカリキュラムでの勉強になってきます。

今までもカリキュラムの見直しなどは定期的にされてきていますが、特に受験資格のはく奪などはありません。

社会福祉士の受験資格はなくなるという声がでた理由は?

社会福祉士の受験資格がなくなることはありません。

では、なぜ「受験資格がなくなる」といった声がでたのでしょうか?

理由は、新カリキュラムに変わったことにあると思います。

新カリキュラムになるということは、今まで学んできた方たちは知らないことも含まれているかもしれません。

そのため、新たなカリキュラムになることで「学び直し=受験資格がなくなる」となったと考えられます。

しかし、受験資格をすでに得ている方は、そのまま受験することができますから大丈夫ですよ。

社会福祉士の受験資格はいつまで有効?

社会福祉士の受験資格に有効期限はありません。

そのため、受験資格を得ていればいつでも受験することができます。

極端に言えば、何十年も前に受験資格を得ていた方が受験をすることだって可能です。

ただ、試験科目が大きく変更されたり問題の傾向なども変わってくることが予想されるため、、タイミングによっては学び直しが必要になるかもしれません。

現在社会福祉士に携わるような職に就いている場合は、情報を得ることができるため学び直しがなくても受験して合格することができると思われます。

社会福祉士の新カリキュラムで実習免除されるには?

社会福祉士の新カリキュラムでは、実習免除が可能となっています。

現在、介護福祉士や精神保健福祉士の資格を持っている人は、施設などでの実習は免除になります。

また、履修中の方はソーシャルワーク実習や介護実習をすでに実施している場合も免除することが可能です。

介護や医療などにおいて、実際の施設や病院などで実習をすることは必須となっていますが、すでに働いている方の負担を軽減するためにも社会福祉士の実習は免除になります。

社会福祉士の新カリキュラムについて

新カリキュラムは、どのような変更があったのでしょうか?

ここからは、変更点や科目についてご紹介していきます。

社会福祉士における新カリキュラムの変更点

変更点は全部で4点です。

  • 養成カリキュラムの内容の充実
  • 実習及び演習の充実
  • 実習施設範囲の見直し
  • 共通科目の拡充

社会福祉士の受験資格を得るためには、学習や実習などが必要になります。

それら必要な内容が変更になり、より適切な知識をつけることができるようになっています。

また、実習施設が増えたことにより、地域特有のニーズを学ぶことができます。

さらに、実習免除できる可能性もあり、より受験資格を得られるハードルが下がったと言えるでしょう。

変更は令和3年(2021年)から順次導入がされています。

社会福祉士における新カリキュラムの科目

科目についてご紹介していきます。

  • 医学概論
  • 心理学と心理的支援
  • 社会学と社会システム
  • 社会福祉の原理と政策
  • 社会福祉調査の基礎
  • ソーシャルワークの基礎と専門職
  • ソーシャルワークの基礎と専門職(専門)
  • ソーシャルワークの理論と方法
  • ソーシャルワークの理論と方法(専門)
  • 地域福祉と包括的支援体制
  • 福祉サービスの組織と経営
  • 社会保障
  • 高齢者福祉
  • 児童・家庭福祉
  • 貧困に対する支援
  • 保健医療と福祉
  • 権利擁護を支える法制度
  • 刑事司法と福祉
  • ソーシャルワーク演習
  • ソーシャルワーク演習(専門)
  • ソーシャルワーク実習指導
  • ソーシャルワーク実習

上記のように変更になり、科目数も増えました。

また、短期養成の場合は時間数が30時間増加しており、合計で690時間となっています。

一般養成の場合は合計1,200時間です。

2025年に社会福祉士の受験資格は変更される?

2025年に受験資格が変更になることはないと思われます。

ただ、2025年には新カリキュラムでの資格試験が始まるとされていますので、新カリキュラムを学んでいないと難しくなる可能性はあります。

また、現段階では受験資格の変更の可能性はありませんが、いずれ変更になる可能性がないわけではありません。

そのため、受験を検討している方は、随時情報をチェックしておいたほうが良いでしょう。

社会福祉士における受験資格の確認方法

受験を検討している方の中には「自分が受験資格を得ているのか分からない......」という方もいるのではないでしょうか?

社会福祉振興・試験センターでは、受験資格を『YES・NO』の質問に答えていくだけで分かります。

こちらは、社会福祉の啓発や調査などを目的に設立され、現在は国家資格試験の実施や登録事務なども行っています。

そのため、社会福祉士の試験を受けたい場合は、こちらのサイトをチェックすれば情報を知ることができますよ。

2024年社会福祉士国家試験の情報

2024年の試験は、2024年1月28日に実施されました。

試験は、年に一度しかなく次回行われるのは2025年の1月下旬を予定しています。

ちなみに、次回試験の申し込みは2024年8月上旬から9月上旬となっており、時期を逃すと申し込みできませんので注意しましょう。

また、次回の試験内容がどのようになってくるかは未だ不明です。

新カリキュラムが入ってくる可能性も十分考えられますので、勉強しておいたほうが良いかもしれませんね。

「社会福祉士 受験資格 なくなる」を検索する人がよく思う質問4選

新しい国家資格は2025年に何になりますか?

2025年に社会福祉士の国家試験が新カリキュラムに変更になる予定です。

社会福祉士の試験はいつから変わりますか?

試験内容は、2025年から変更になる可能性があります。

ただ、現状情報がないために未確定です。

社会福祉士の合格率が低い理由は何ですか?

社会福祉士の資格に合格するためには、多くの科目の勉強や実習などが必要になります。

そのため、学習範囲が広いことが合格率が低い理由だと思われます。

社会福祉士の受験資格は何年で得られますか?

4年制の大学などで学んだ場合は、卒業と同時に受験資格を得ることが可能です。

ただ、基礎しか学んでいない場合は短期養成の必要があり、さらに9カ月取得までに伸びることになります。

まとめ:受験資格はなくならないが早めの取得を!

今回は、社会福祉士の受験資格についてご紹介してきました。

新カリキュラムに変更になりましたが、受験資格がなくなることはありません。

ただ、2025年以降の国家試験に新カリキュラムが導入されてくる可能性があるため、受験を検討している方は早めに受験したほうが良いかもしれません。

試験科目が大きく変更され、事例問題の出題が増えることが予想されます。

学習範囲が広く、たいへんな職ではありますが、ぜひ頑張って国家資格合格を目指してくださいね。

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