「正社員ママ」「専業主婦」のどちらが良いかの討論が定期的に行われるネット界。
「正社員ママ」が「勝ち組」かどうかは主観的であり、その評価は人によって異なります。
決して正社員ママだから勝ち組という訳ではありません。
ここではそんな正社員ママのメリットとデメリットについて解説をしていきたいと思います。
正社員ママは勝ち組と言われるのはなぜ?
正社員ママ、と豪語する方も多いでしょう。
特に自分自身で正社員だから勝ち、という方が多い傾向にあります。
ここではなぜ、正社員ママは勝ち組だと言われているのかについて解説をしていきたいと思います。
経済的に自立している
収入の安定性: 正社員として働くことで、安定した収入が得られます。
これは経済的な安定感をもたらし、家庭を支えることとなります。
配偶者とも対等に関わり合える、子供からの尊敬を得られるという部分もあります。
また、パートなどと違い正社員として働くことで、プロのキャリアを築くことが期待されます。
経験やスキルの向上は、将来的なキャリアの発展や成長に繋がることがあります。
このように経済的な自立は沢山のメリットをもたらします。
勤務中は自分の時間として過ごすことができる
専業主婦で未満児を育てていると自由時間がなく辛いと感じる方も多いでしょう。
反面、正社員ママは早くから保育園に預け働いている方が多いです。
勤務時間は子供と離れ自分の時間として使うことができます。
そのため、自由時間も多く心にゆとりを持って育児を行えるというメリットがあります。
社会とつながりが持てる
育児中、特に専業主婦家庭で多いのが社会との隔たりです。
日々子供とだけ過ごしていると辛さを感じることも多いでしょう。
母親以外の自分を創造することが出来、落ち着いた生活を行うことができます。
育児中に孤独を感じる方、逃げ出したいと思える方は少なくありません。
働くことで人と関わり合い、穏やかな気持ちを取り戻せる可能性が高いでしょう。
正社員ママの収入は?
正社員ママの収入といっても職業や地域などによって大きく異なります。
ここではあくまで平均値を記載していきたいと思います。
専門職や管理職は平均500万円以上、医療や法律などの専門職の場合は平均年収が1,000万円となっています。
けれどもこれはあくまで平均値であり、正社員ママではなく「働く一定年齢以上の女性」の収入でしかありません。
これよりも低い収入で働く正社員ママもいます。
正社員のママが羨ましい!正社員ママのメリットは?
「正社員のママは羨ましい」という声をよく聞きますよね。
なぜ正社員ママは羨ましいと思われるのでしょうか。
それにはいくつかの理由があります。
その1つ1つを解説していきたいと思います。
収入が安定している
まず第一に、収入が安定しているという点です。
共働き家庭は父親だけが働く世帯よりも収入が安定していて世帯収も高い傾向にあります。
また、共働きでも母親側はパートやアルバイトといった正社員以外の形態で働く方も多いでしょう。
そのため給与が低い、有給がない、ボーナスがないなどのデメリットを感じることもあります。
不要範囲内でしか働けないという方もいます。
けれども正社員であれば、制限もなく安心して働けるし給与の保証もあります。
そのため収入が安定していて良いと思われるのでしょう。
キャリアが継続できる
パートやアルバイトだとどうしてもキャリアが不安です。
専業主婦から働き始めるにも今からのキャリア形成は簡単なことではありません。
もちろん正社員でもさまざまな形態があり誰もがキャリアの継続が可能という訳ではありません。
けれども、正社員であればキャリアを継続できる可能性が高く将来性もあります。
これからも収入が伸びる可能性がある、安定した仕事であるという保証があるからこそ、羨ましいと思われるのでしょう。
正社員で働くことで周りのサポートが受けやすい
正社員で働くと周囲からのサポートも受けやすいというメリットがあります。
非正規で働いているから産休制度がなくて退職をしたという人や、時短が使えずに苦労をしたという人もいます。
けれども正社員は周囲からのサポートも受けやすく、産休や時短勤務などの恩恵も受けられます。
そのため働きやすい環境が備わっていて、子育て中でも働きやすいと思える人が多いのでしょう。
正社員のママはきつい?正社員ママのデメリットは?
正社員で働くことはメリットだけではありません。
当然デメリットもあります。
ここでは正社員で働くママのデメリットについて解説していきたいと思います。
正社員ママにはどんな悩みがあるのでしょうか?
また、どんなことを負担に感じているのでしょうか?
育児や家事との両立で常に時間に追われている
仕事をしていると絶対的な時間が足りません。
保育園に預け日中は自由に過ごせるでしょうが、保育園に迎えに行ってから子供の食事を作り、お風呂に入れて翌日の準備をすることは簡単なことではありません。
また、毎朝子供の準備をして出社時間に間に合うために家を出ることも容易ではありません。
だからこそ、時間に追われて辛いと感じることも多いでしょう。
最近はリモートワークも増えて余裕を感じられる家庭も増えてきました。
それでもやはり、専業主婦に比べると余裕がなく忙しい日々を過ごしている方が多いでしょう。
子ども習い事や用事など対応できる日程が制約される
日中に働き17時や18時まで仕事をしていると、子供の習い事をさせる時間がなくなります。
また、病院に連れて行くとき、平日に予定がある時などの調整も簡単なことではありません。
最近は習い事の送迎付きの保育園があったり、保育園内で習い事を行う時間を設けている場合もあります。
それでも、やりたい習い事をさせてあげられない場合や平日の時間の制約に悩む正社員ママは多いでしょう。
忙しい日々を過ごしているからこそ、やりたいことを自由にさせてあげられないのです。
子どもや家族といる時間が限定的になりがち
専業主婦の場合、幼稚園入園前の子供とは日中ずっと過ごすことができます。
一緒に出掛けたり遊んだり、休日も平日の夜も家族みんなで過ごすことも多いです。
けれども仕事をしていると、どうしても家族と過ごす時間が減ってしまいます。
子供を充分に構ってあげられない、寂しい思いをさせているのではという不安を抱くことも多いでしょうし、土日に仕事が入るともっと時間が減ってしまいます。
子供ともっと一緒にいたい、遊ぶ時間を増やしたいという気持ちを強く抱く正社員ママは多いのではないでしょうか。
まとめ
正社員ママは確かに金銭的に余裕があり、仕事中は育児から離れて自由に過ごせる時間もあります。
また、正社員ママはパートやアルバイトの方よりも収入が多く、豊かな生活ができるという印象があります。
そのため正社員ママは勝ち組だと考える方も多いでしょう。
けれども決してそんなことはありません。
正社員ママにはメリットもあればデメリットもあります。
専業主婦、正社員ママ、パートママ、いずれにしてもメリットもあればデメリットもあるでしょう。
正社員になりたい方や専業主婦になりたくて悩んでいる方は、双方のメリットデメリットも十分に理解をしたうえで進みましょう。
また、お互いに敬い合い、どちらが有利、どちらが勝ち組といった思考を捨てることも大切です。
正社員 ママ 勝ち組を調べている人がよく思う質問
ママの正社員率は?
働いている母親の割合は75.7%、そのうち正規の職員・従業員は30.4%となっています。(2024年1月現在)
働くママの平均年収は?
地域差などもあり、資料にも世帯収の記載しかないため平均年収を図ることはできません
フルタイムで働くママの割合は?
働く母親の正社員率は30.4%です
子育てしながら正社員になれる割合は?
地域差、今までの職歴や環境、仕事内容によって異なるので割合で示すことはできません
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