ルイボスティーに潜む危険性!?期待できる効果と注意したい飲み過ぎによる副作用

健康や美容に敏感な情勢にとって、すっかり定番アイテムになってきている人気の健康茶「ルイボスティー」。

栄養素が豊富なだけでなくノンカロリーかつノンカフェインでもあるので、子供から妊娠中の方でも安心して飲むことができます。

普段から愛飲している方も少なくないと思いますが、

ルイボスティーの危険性・副作用は?

飲みすぎはやばい?

副作用はあるの?

など気になっている方も多いようです。

そこでルイボスティーの効果や危険性について調査してみましたのでご紹介します。

目次

そもそもルイボスティーとは?

ルイボスティーは南アフリカのセダルバーグ山脈で採れる「ルイボス」というマメ科の植物から作られるお茶です。

昼と夜の気温差が30度以上という過酷な環境の地域で育つ植物なので、実は南アフリカでしか生育していません!
この環境のおかげで、ポリフェノールやミネラル成分が多く含まれます。

ルイボスティーは、2種類あり、発酵させた「レッドルイボスティー」と発酵させていない「グリーンルイボスティー」があります。

一般的によく飲まれているのは、紅茶によく似た色のレッドルイボスティーです。
独特ないい香りがして濃厚な味わいがあります。

一方、グリーンルイボスティーはクセが少なくさっぱりとした味わいです。
価格はレッドルイボスティーより少し高価です。

レッドルイボスティーの方が手頃な値段で手に入れやすくよく飲まれている理由の一つでしょう。
また独特な味や香りがクセになるといった声も多く、ファンの多いお茶です。

ルイボスティーに期待できる効果・効能

南アフリカの先住民たちには「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」とも呼ばれ、治療目的として飲まれていたそうです。

どのような効果や効能が実際にあるのか気になりますよね。

ルイボスティーには様々な効果があるとされているんです。

具体的にどのような効果・効能があるのか、理由も含めて見ていきましょう。

リラックス効果・安眠効果

「なかなか寝付けない…」「夜中に何回も起きてしまう…」ということはありませんか?

ルイボスティーに含まれているマグネシウムには、神経の高ぶりを抑えて精神を安定させリラックスする効果が期待できるとされています。

そのため眠る前などリラックスしたい時には最適の飲み物です。

また、カフェインが含まれていないため、眠る前に飲んでも目が覚めてしまったり、トイレに行きたくなることも少ないです。

温かいものであればさらにリラックス効果が望めるため、寝る少し前に飲んでみるのも良いでしょう。

もちろん日中のリラックスタイムや仕事の合間の休憩にもおすすめです。

むくみ改善効果

女性でむくみに悩んでいる方は多いかと思います。

むくんでしまう原因の一つは塩分の摂りすぎなのですが、ルイボスティーには利尿作用を促すカリウムが含まれています。

カリウムはむくみケアの代表的な成分で、余分なナトリウムを体内から尿として排出させることにより、むくみ改善に働きかけてくれるんです。

さらに毛細血管の働きを促すルチンも含まれており、このルチンが血行促進、むくみ改善に役立つとされています。

塩分が多い汁物や加工食品を食べる時の飲み物にはルイボスティーを合わせると良いですよ。

便秘改善効果

硬めの便秘に悩んでいる方には、ルイボスティーはおすすめの飲み物です。

ルイボスティーに含まれるマグネシウムは腸の中で水分を集め、硬くなった便を柔らかくする効果があると言われています。

また、ルイボスティーに含まれるポリフェノールには腸内の悪玉菌の排泄を促し、善玉菌が優位な環境にする働きがあります。

腸内の悪玉菌が抑制されることで便秘解消効果に期待ができますよ。

実際にルイボスティーを飲み始めてから便秘が解消したという方も多いです。

便秘薬ではないので1杯飲んだらたちまち改善するというわけではありませんが、ルイボスティーを習慣化することにより理想的な便通に近づいてくるかもしれません。

ダイエット効果

便秘やむくみにより体重が増えている場合は、ルイボスティーを飲むことによりダイエットに繋がる可能性があります。

普段からジュースや甘いコーヒーなどを飲んでいるのであれば、水分補給をルイボスティーに変えるだけで摂取カロリーや糖質を抑えることができます。

また、ルイボスティーに含まれるSOD酵素が体内の毒素の排出を促すことにより、痩せやすい身体づくりに役立つことがわかっています。

さらに、ルイボスティーに含まれるアスパラチンが血糖値コントロールに効果があるため、血糖値の乱れによる脂肪蓄積などを抑えることが期待できます。

ダイエットに効果的な飲み物と言えますね!

食前に飲むと糖の吸収を穏やかに、運動前に飲むと脂肪燃焼をサポートしてくれる効果が期待できるそうですよ。

抗アレルギー効果

ルイボスティーに豊富に含まれているフラボノイドは、アレルギー症状を緩やかにしてくれる効果が期待できるとされています。

個人差があるため一概には言えませんが、花粉症やアトピーなどの一般的なアレルギーにも効果があると言われています。

ただし、飲んですぐに効果が表れるといったものではなく、普段から飲み続けることで効果が出てくることが多いようです。

また、ルイボスティーに含まれるSOD酵素には、抗酸化作用や抗ヒスタミン作用があり、こちらもアレルギー症状を緩やかにするとされています。

普段からアレルギーに悩まされていたり、花粉症で困っている方は試してみるのもいいかもしれません。

ルイボスティーの危険性と副作用・飲み過ぎのリスク

結論から言うとルイボスティーを飲むことによって、強い危険性や重い副作用が起きるということは基本的にありません。

ただし、副作用がないといっても飲みすぎは禁物です。

必要以上に飲みすぎてしまうと健康を害し、様々な不調を引き起こすことがあります。

ルイボスティーの飲みすぎはどうなるのか、考えられる注意点は以下のとおりになります。

お腹がゆるくなる

マグネシウムの過剰摂取により、お腹がゆるくなることがあります。

時に吐き気を引き起こす場合もあるので要注意です。

とくにサプリメントなどでマグネシウムを摂取している場合は、マグネシウムの過剰摂取にならないように気をつけましょう。

胃痛

ミネラルの過剰摂取により、胃が痛くなりことがあるそうです。

ルイボスティーは食物繊維も豊富で、食事後の血糖の上昇を緩やかにしたり、便を柔らかくして排出を助けたりする作用があります。

しかし、稀に食物繊維の過剰摂取で胃痛や胃の不快感を感じることがあるようです。

また、冷たいルイボスティーを飲みすぎることによってお腹が冷え、胃痛を引き起こすこともあります。

心配な方は薄めに作ったり、温めて飲んだりすると良いでしょう。

めまい

ルイボスティーを飲んでめまいを起こしてしまったという報告がごく稀にあるようです。

めまいの原因は様々ですが、食事後に血圧が急降下することで起こりえます。

ルイボスティーには血圧を下げる効果があるので、体が対応しきれずめまいを起こしてしまったということが考えられます。

普段から健康な人であれば心配ありませんが、自律神経系の病気で通院している人や高齢者は注意して飲みましょう。

頻尿

ルイボスティーに多く含まれるカリウムには利尿作用があるので、体内の余分な水分やナトリウムを排出するのを助けてくれます。

しかし、飲みすぎることでトイレが近くなってしまうことがあります。

日常生活に支障をきたすほどの頻尿になるというケースはないものの、心配な場合は就寝前や外出前に飲むのは避けた方が良いかもしれません。

水銀

ルイボスティーに水銀が含まれているのではないかと懸念する人がいますが、その可能性は非常に低いと言えます。

過去にルイボスの産地である南アフリカ共和国の土壌から水銀が発見された事例があり、そのことからルイボスティーにも水銀が入っていて肝臓に悪いのではないかと噂になりました。

水銀は運動機能障害、神経障害、頭痛などを誘発する恐れのある有毒な物質です。

妊婦が摂取することで胎児の発育にも悪影響を及ぼすことが知られています。

実際には茶葉に影響するほどの水銀は検出されていないほか、世界で販売されているルイボスティーは国際基準に沿って検査が行われているものがほとんどです。

また、日本で販売されているものも食品衛生法に基づき安全性が確認されているため、心配する必要はないと言えます。

ルイボスティーの飲み過ぎを特に注意したい人

肝臓・腎臓が弱い人

ルイボスティーはミネラルが豊富であり、これらのミネラルは細胞の機能を維持し、体の機能を正常に保つために欠かせない栄養素です。

ミネラルは過剰に摂取しても体内から自然に排出されますが、肝臓や腎臓が丈夫でない人では過剰摂取によりミネラルを十分に排出できず体の中にため込んでしまうことがあります。

その結果血圧が低下したり、脱力感や頭痛を引き起こしてしまう危険性があるため注意が必要です。

また、ルイボスティーが肝臓に悪いと言われる原因の一つに、自然毒であるピロリジンアルカロイドによる影響が挙げられます。

しかし、ルイボス自体がこの自然毒を持っているかどうかは明言されていません。

ピロリジンアルカロイドはカモミールティーや緑茶、紅茶などにも含まれていることがわかっています。

これらの摂取で肝機能障害が発症するケースは非常に稀であることから、ピロリジンアルカロイドが肝臓に悪影響を与える可能性は非常に低いと考えられます。

最近では日本でもピロリジンアルカロイドの検査をしているルイボスティーが販売されているので、毒性が気になる方は検査済みのものを購入すると良いですね。

妊娠中の人

豊富な栄養素が含まれておりカフェインを含まないことから、妊娠中でも安心して飲める飲み物として紹介されているルイボスティー。

しかし近年の研究で、ルイボスティーやチョコレートに含まれるポリフェノールが“胎児に影響を及ぼす可能性がある”と報告されてます。

科学的な裏付けや学会による正式な発表は行われていないようですが、妊娠初期~出産1か月前までに毎日大量のポリフェノールを摂取したところ、「胎児動脈管早期収縮」と診断されたという実例があります。

症例が少なく、一概にポリフェノールが妊婦に悪影響を及ぼすとは言えません。しかし心配な方はかかりつけのお医者さんにご相談するのが良いと思います。

アレルギー体質の人

アレルギーを多く持つ人にはルイボスティーの中にもアレルギーの成分が含まれている可能性があります。

もし過去にルイボスティーを飲んだことがないのであれば、アレルギー成分が含まれていないか確認してから飲みましょう。

ルイボスティーの適量は「一日にコップ2杯程度」

飲みすぎは禁物とはいえ、あまりに少量では目立った効果が得られない可能性もあります。

それでは1日に何杯くらいルイボスティーを飲むのが良いのでしょうか?

学生40人を対処うに行った調査では、1日にコップ2杯程度のルイボスティーを飲むことで、30人の学生の便秘が解消したという結果がでています。

これを踏まえると、1日2杯を目安にルイボスティーを飲むのがおすすめだと言えそうです。

それでも体に変化が見られないようであれば3杯に増やしてみたり、逆にお腹が緩くなるようなら1.5~1杯に減らしてみるなど調整してみるといいですね。

ご自身の体の変化を見極めながら、自分にぴったりの摂取量を見つけてみてください。

また、一度にまとめて一気に飲まないで、朝と夜に分けて飲むなどした方が体に負担をかけずに無理なく習慣化できるはずですよ。

安心なルイボスティー製品の選び方

現在は様々な会社からルイボスティーが出ていますから、どの商品がいいのか迷ってしまいますよね。

選ぶ基準となるのは「値段」「品質」「味わい」です。

安い商品もありますが、そういった商品は大量生産できる大手メーカーの商品であることが多いです。

少しでも安く…という方はそういった商品を試してみるといいかもしれないですね。

品質を重視したい方は、厳しい水準をクリアした証である「有機JASマーク」をチェックしましょう。

農薬や化学肥料に頼らず生産されたルイボスティーなら、安心して毎日飲むことができますね。

また、国内HACCP認証取得工場にて生産されているものや、第三者機関にて検査済のものを選ぶと良いでしょう。

クセのない飲みやすいルイボスティーが好きな人もいれば、独特で心地よい香りや渋みなど程よいクセのあるルイボスティーが好きという人もいると思います。好みは千差万別。

いくつか飲み比べてみて、一番美味しいと感じる商品を見つけてくださいね!

まとめ

今回はルイボスティーとはどんなものなのか、得られる効果や飲みすぎによる危険性についてご紹介しました。

ルイボスティーには以下の副作用があります。

・お腹が緩くなる
・胃痛
・めまい
・頻尿
・腎臓や肝臓が弱い方への危険性
・妊娠中の方への危険性
・アレルギー体質の方への危険性

以上を踏まえてルイボスティーをおすすめしたい人は次のような人です。

・ノンカフェインのお茶を探している人

・苦みや渋みが得意ではない人

・リラックスタイムにお茶を飲みたい人

・美肌を目指している人

・むくみに悩んでいる人

・よく眠れていないと感じる人

・ダイエット中の人

・アレルギー症状に悩んでいる人

・お茶で栄養成分を補給したい人

ルイボスティーを飲んで健康上の悪影響が出たということが科学的に証明されたものはありません。

そのため、ルイボスティーを飲むにあたって特段注意することはありませんが、過度に飲みすぎないようにしましょう。

美と健康のサポートに役立つものとして、ルイボスティーを気軽に取り入れてみてはどうでしょうか。

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