「過去に戻りたい」と思ったことは誰しもあることです。
あの時あの選択をしていたら、あの時あの場所に行っていれば、あの時違う行動をとっていれば、と考えれば尽きません。
過去に戻ることは現実的には不可能。
けれども、もし本当に戻ることができたら?
ここでは「過去に戻るにはどうしたらいいのか」と「過去に戻りたい心境」について読み解いていきたいと思います。
この記事を読むことで、過去に戻る方法や、過去に戻りたいという心理状況、そして過去に戻りたいという気持ちを払拭する方法について知ることができます。
過去に戻りたいと本気で思った時にできることは?
「過去に戻りたい」と願っても叶うことはありません。
人は未来に進むのみ、過去にさかのぼることはできません。
けれども、もし本当に過去に戻ることができたら?
できることがあるのなら実践をしたいと思う方も多いでしょう。
ここでは過去に戻るために今できることについてお伝えいたします。
今すぐ過去に戻る方法はある?
「今すぐ過去に戻る方法」は原則はありません。
過去に戻りたいとどれだけ願っても簡単には戻れないのが現実です。
もちろんどうしようもなく戻りたいと願うことはあるし、不可能は言い切れません。
現実にいないというだけで、もしかしたら過去に戻ったことがあるという人がいるかもしれません。
ただ、今現在すぐに過去に戻る方法は確立されていません。
ネット上で確認できる過去に戻る方法
ネットで見かける過去に戻る方法の中でも1番有名な方法が明晰夢です。
これは、寝ている時に過去の自分と入れ替わる方法です。
夢を見ている時、途中で「これは夢だ」と確信ができる時がありますよね?
これを活用して、戻りたい過去を想像したまま眠り、過去の夢を見た時に夢だと自覚をして移り変わる方法です。
この方法を試すには、まず第一に夢の中で夢だと自覚する練習が必要です。
夢日記をつければ自分の夢の傾向がわかり、夢だと気づきやすくなります。
次第に夢をコントロールできるようになり、明晰夢で過去との入れ替わりが可能です。
ただ、明晰夢を見れるようになるまでには早くて1年、長い場合は1年以上かかる場合もあります。
簡単には戻ることができず、確証もない方法だといえます。
過去に戻る呪文
「エンカブツ」
「ジベラバ・オツコンテツ」
などがインターネット上で見つかる過去に戻る呪文です。
ただ、実際に唱えても何も起こらなかったという人が大半です。
そのため信憑性はありません。
どうしても過去に戻りたい時は、一度唱えてみるのも良いでしょう。
実際に過去に戻った経験がある人はいる?
「過去に戻った」と自称をしている人はインターネット上には存在します。
ただ、信憑性はありません。
過去に戻ったということは未来に起こることを知っているということです。
未来よりを正確にできる人はいないし、万が一本当に過去に戻れたとしても、制約として未来のことを話せないという場合もあります。
そのため、本当に過去に戻ることができても、多言できずに胸の内に秘めているという人が大半です。
実際に過去に戻った人がいるのかどうかを知るすべはありません。
過去に戻る方法で今すぐ過去に戻りたいと思う心理とは?
「過去に戻りたい」と思うことは不思議なことではありません。
多くの人が過去を後悔し戻りたいと願ったことがあります。
「今すぐに過去に戻りたい」と強く願うのはどういう心境なのでしょうか?
ここでは、過去に戻りたいと強く願う人の深層心理を読み解いていきます。
後悔していることがある
過去に後悔をしたことがある人は、戻りたいと強く願うことがあります。
こうすれば未来は変わったのに、この選択をしたらよかったのに。
そんな後悔の気持ちが「過去に戻りたい」という気持ちにつなげるのでしょう。
過去に戻ることは簡単ではない、非現実ではない、それでも強く戻りたいと願うのは、それだけ後悔をしているということです。
簡単には頭の切り替えができないほどに辛い思いを抱えているのでしょう。
過去の栄光に執着している
輝いた過去を持ち、現状は落ちぶれてしまったと感じる時、過去に戻りたいと願うことがあります。
過去の自分と今の自分を比べて落胆をしているのでしょう。
とても良い企業に勤めていて成果が出ていた時や、好きな人と愛し合えていた時、幸せだと強く感じていた過去がある場合は、過去の自分に執着をして戻りたいと願います。
その思いがあるからこそ、過去に戻りたいと強く願い、現実を直視できなくなっています。
将来に希望が見えない
将来に希望が見えない時は、どうしても過去に縋ってしまいます。
あの時違う選択をしていればもっと幸せになれたのだろうかと後悔をしているのでしょう。
もっと勇気を出していればあの人と恋人になれたのに。
あの時もっと勉強をしていれば希望の学校に入れたのに。
就職活動をもっと頑張っていれば今よりも給与を貰えていたのに。
こういった後悔から、今の生活に希望を見いだすことができずに過去にすがりついてしまいます。
現状に満足できない
現状に満足できていない、今の環境に不満を強く感じている時は過去に帰りたいと強く願ってしまうでしょう。
今の生活は自分のものではない、今よりももっと若ければ幸せになれたはず、今よりも可能性があったはず。
そんな思いから過去に執着をし、過去に戻りたいと強く願ってしまいます。
心が疲弊している
疲れている時は何もかも諦めたくなってしまいます。
生きたくない、疲れた、何もしたくない。
そんな気持ちの一つとして「過去に戻りたい」という気持ちがあるのでしょう。
社会人であれば、学生時代に戻りたいと思います。
育児中の方であれば、子供ができる前に戻りたいと思うこともあるでしょう。
このように、疲れていると、楽だった頃に戻りたい、何も考えずに過ごしたいという気持ちを強く抱き、過去に戻りたいと願ってしまうのです。
過去に戻りたいと思うことでのデメリット
「過去に戻りたい」と思うことは幸せなことではありません。
過去には簡単に戻れない、できないことに執着したままでは未来を見出すことができません。
ここでは、過去に戻りたいとばかり思っている時に起こるデメリットについてお話していきたいと思います。
現実逃避し未来を放棄してしまう
昔は良かった、昔は幸せだった、昔の自分のほうが良かった。
そういう想いを抱くと、現実を諦めてしまいます。
これは本当の自分ではないのだから、自分が望んだ未来ではないのだから。
そういう想いを抱きながら進んでいるとどんどん現実逃避が進みどんどん幸せな未来から遠ざかってしまいます。
現状を変える努力をせず過去に縋り付いてしまうことで、未来がどんどん悪化してしまうのです。
やらないといけないことに集中できない
過去に逃避をすることはとても楽なことです。
けれどもそれは気持ちの面でだけです。
今やるべきことを片付けずに過去にばかりすがり、過去に戻りたいと願ってばかりいると、現実にするべきことを疎かにしてしまいます。
自分がするべきことを見つめなおすことができず、どんどん現状が悪化してしまいます。
意力を失い成長が妨げられる
過去に縋る、ということは、成長が止まってしまうことです。
過去のほうが良かったということばかりを考えていると、どんどん後退していき未来に希望を見いだすことができません。
明るい未来に進みたい、成長したいという気持ちよりも、過去のことばかり考えてしまいます。
本当は成長できるのに現状のままでとどまっていたり進めなくなったりします。
未来を作るエネルギーがなくなる
未来を創ることは簡単なことではありません。
けれども努力を重ねることで未来はどんどん変えることができます。
何もかも全て叶うという訳ではないけれども、少しずつ自分の理想に近づくことはできます。
けれども過去にばかり執着をしていると未来を創るエネルギーがなくなってしまいます。
未来に進みたいという意欲がないので、成長せずにとどまり続けてしまうでしょう。
自己肯定感が上がらない
過去に戻りたいと思うことは、今の自分を否定することに繋がります。
昔の自分が幸せだった、昔のほうが良かった、と思い続けることは、自己肯定感を下げることに繋がります。
今の自分を愛することができずに下に見ているのと同じです。
過去に縋り付くことで、どんどん自分を否定し、幸せから遠のいてしまいます。
どうしても過去に戻りたいと思ってしまう時の対処法
過去には戻ることができません。
万が一戻れたとしても、自分の望んだ時期に、自分の望んだとおりに戻り、自分の理想の未来に進めるとも限りません。
過去にばかり執着して後悔ばかり抱いてしまう時はどうすればよいのでしょうか?
なぜ戻りたいと思うのかを冷静に分析する
まずは自分の心のブロックを外す必要があります。
自分はなぜ戻りたいと思うのか、なぜ過去に執着をしているのか、どうして過去のほうが幸せだと感じるのか。
その時何があったのかを冷静に分析しましょう。
いつ戻りたいと漠然に思うことはあれど、深く考えたことはないという人も多いでしょう。
まずは冷静に分析をして、どうしたらいいのかを考えて下さい。
どんな過去に執着をしているのか、なぜ戻りたいと思っているのかを見つめなおすことで違う世界が見えてきます。
過去を考えるのは時間の無駄と認識する
過去にばかり縋り付くのは時間の無駄です。
幸せだった、と浸るのは悪いことではありませんが、過去に戻りたいといつまでも願うことは幸せなことではありません。
できないことにばかり執着をして前を向かないでいると、どんどんあなたの日々は後退をしていきます。
どれだけ望んでも簡単に過去には戻れないし時間は進みゆくのです。
だからこそ、過去に戻りたくても時間の無駄だと割り切る気持ちが必要です。
過去ではなく将来に目を向ける
幸せだった過去に目を向けるのは簡単なことです。
未来に絶望し希望を抱けないこともあります。
けれども、まずは明るい未来を見出してみませんか?
どこを変えたらいいのだろうか、どう変わっていくべきなのだろうかと、一度見つめなおしてみましょう。
過去には戻れないけれども、未来は努力次第でどこまでも変わっていけます。
もっと明るい気持ちで進んでいくことで、もっと素敵な道を見いだし明るい未来へと進んでいけます。
趣味や習い事など新しいことにチャレンジする
環境を変えること、気分を変えることで新しい道を見出すことができます。
1番簡単なことは、新しいチャレンジをすることです。
趣味や習い事など新しいチャレンジをすることで、新しい道を見出すことができます。
新しいことを始めると気分もリフレッシュできるし未来への楽しさも見出せるでしょう。
気持ちを切り替えたい時にもぴったりです。
戻りたい過去にいる友人に会う
過去の気持ちを復活させるためにも、昔の友人と会うのもおすすめです。
戻りたかった過去の友人と会うことで、昔の気持ちを取り戻すことができます。
また、友人の未来に進んでいることを知れます。
このことがきっかけで、新しい気持ちを抱き、明るい気持ちで前に進めるようになります。
自分ひとりで悩んで迷って進まないでいるよりも、共に未来に進んでいる人と話し合うことで活路を見いだせるのです。
現状の状況を改善する
過去の縋りたいということは、現状に満足できていないということです。
もちろん今を変えることも簡単なことではありません。
けれども過去に戻るよりもずっと簡単で実現可能なことです。
だからこそ、まずは現状を改善してみませんか?
今を変えて、納得できる未来へと進むことで過去への執着がどんどん薄れ、戻りたいと思わなくなります。
今後の人生設計を立てる
未来に希望を見いだすためにも、未来の人生計画を立てましょう。
5年後にはどうありたい、10年後にはどうありたいと設計をすることで未来に希望を見いだすことができます。
目標を作ることは簡単なことではありません。
けれども過去に戻りたいと願うよりもずっと簡単なことです。
だから、まずは未来を見据え進むことを意識しましょう。
目標を作ることで、少しずつ過去への執着も薄れていきます。
「過去に戻りたい 本気」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:実際に過去に戻ることは難しいので対処法を試してみよう
過去に戻ることは実質不可能です。
万が一戻れたとしても幸せになれる確証はないし、自分が望んだ過去に戻れるという訳でもありません。
できないことばかりを考えずに、未来に希望を見いだしてみませんか?
今の現状に満足できていないから、過去にばかり執着をして帰りたいと思ってしまうのです。
現状を変えること、未来に希望を見いだすことで、気持ちも変わります。
過去に戻ることはできないけれども、未来は努力次第でどこまでも変わっていけます。
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