久しぶりにタンスから洋服をだしたら、服がカビていた!!!
みなさん、そんな経験はありませんか?
せっかく着ようと思っていたのに、カビが生えていたらとてもショックですよね。
しかもカビは体に良くないので、早めに対処しなければなりません。
そこで今回は、カビてしまった服は家の洗濯機で洗うことが出来るのか、適切な対応を調べていきます。
カビた服は洗濯機で洗うことができる?
重度のカビでなければ、自宅の洗濯機で洗うことが出来ます。
しかし、カビの種類によって選択方法がことなります。
それは、下記で詳しく説明していきますね。
水洗いできない洋服は自宅ではカビ取りが出来ないので注意しましょう。
しっかりと、洗濯表示タグをみて洗濯機で洗えるかどうかを確認してから行うようにしましょう。
白カビは洗濯で落ちる?
白カビは、洋服の表面だけについている場合が多いので、洗濯機で普通に洗濯するだけで簡単に落とすことが出来ます。
それでも落ちない場合は、外でカビを払い落としてから消毒用のエタノールをつけてから洗濯機で洗ってみるといいでしょう。
詳しい選択方法は下記で紹介していきますので、そちらを読んでくださいね。
カビの種類は?
洋服に発生するカビは3種類あります。
それがコチラです。
- 白カビ
- 赤カビ
- 黒カビ
それぞれ、どのようなカビなのかを詳しく説明していきます。
白カビ
白カビは、最もよく見られるカビで白や灰色などのクリーム色のカビです。
衣類や布団によく見られますよね。
水分が多い場所によく発生して、一般的な洗剤で落ちやすく比較的簡単に落とすことが出来ます。
温度を下げることで、カビの発生を防ぐことにつながります。
赤カビ
赤カビは、ピンクから赤色に見えるカビです。
高温多湿な環境で繁殖して、お風呂や洗面台などによく見られますよね。
衣類に発生することは少ないと思います。
白カビよりも繁殖力が強くて、通常の洗濯では落ちないため専用のカビ取り剤が必要となってきます。
風通しをよくして、湿度をコントロールすることで発生を防ぐことにつながります。
黒カビ
黒カビは、黒や茶色などの色をしていて非常にしつこいカビです。
カビの中で一番繁殖力が強くて、健康被害を起こす可能性もあるんです。
特にお風呂の窓枠などによく発生しますが、衣類や寝具にも発生することがあります。
黒カビが生えたらしっかりと落とす必要がありますが、一度ついてしまうと根を張ってなかなか落ちないのが特徴です。
カビがついたまま洗濯してしまっても大丈夫?
カビがついたままの洋服を他の洋服と一緒に洗濯をしてしまうと、カビが広がってしまう可能性があるのでやめましょう。
カビは50℃以上にならないと死滅しないと言われています。
洗剤の中に除菌成分が含まれている場合を除き、日本の洗濯機では基本的に冷水を使うためカビの生えた洋服を選択してもカビを死滅させるのは難しいでしょう。
なので、洗濯中の水の中に入ったカビは、洗濯槽に落ちたり、他の洋服に付着してしまう可能性があるんですね。
なのでカビがついたままの洋服をそのまま洗濯することはやめておいた方がいいと言えます。
カビの生えた服を洗濯機で洗う方法
こちらでは、カビ別に洗濯機で洗う方法を紹介していきます。
- 白カビの場合。
- 赤カビの場合。
- 黒カビの場合。
それぞれ、どのように洗濯していくのかを説明していきます。
白カビの場合
白カビを落とすときに使用する道具はコチラです。
- アルコールスプレー
- 歯ブラシ
- 衣類用洗剤
- 酸素系漂白剤
※酸素系ではなく、塩素系漂白剤を使用すると衣類を傷め激しい色落ちを起こすので使用しないでください。
- ベランダなどの屋外でカビを払います。
- カビ部分にアルコールスプレーをかけましょう。
- 歯ブラシで軽くこすります。
- 洗濯機にいつも使う洗剤と酸素系漂白剤を入れて選択します。
- 風通しの良い日陰で乾かしましょう。
必ずマスクを着用して、カビを吸い込まないようにしまてください。
洗濯機に温水機能が付いている場合は、併用するとよりカビが落ちやすくなります。
洗濯表示タグの△マークに×がついていたら漂白剤は使用できないので、こちらの方法でカビを落とすことができないので注意しましょう。
赤カビの場合
赤カビは軽度であれば洗濯で落とすこともできます。
赤カビを落とすときに使用する道具はコチラです。
- バケツや洗面器
- 40℃のぬるま湯
- 酸素系漂白剤
- 衣類用洗剤
赤カビはしっかりとつけ置きしてから選択するのがベストです。
- バケツにぬるま湯と酸素系漂白剤を入れます。
- 赤カビの生えた衣類をいれて、一晩つけ置きをしましょう。
- 衣類をバケツから取り出して、通常の洗濯をします。
- 風通しの良い日陰で乾かしましょう。
バケツや洗面器に入らない場合は、浴槽に栓をしてお湯を張るといいです。
この方法で落とせない場合は、クリーニングに出すことをおススメします。
黒カビの場合
黒カビはもっとも手ごわいカビですが、生えてすぐなら洗濯で落ちる場合もあります。
黒カビを落とすときに使用する道具はコチラです。
- バケツや洗面器
- 綿棒
- 40℃程度のぬるま湯
- 酸素系漂白剤
- 衣類用洗剤
黒カビ落としのコツは、つけ置きする前に酸素系漂白剤を直接塗り込むことです。
- 服のカビ部分に、酸素系漂白剤を綿棒で塗ります。
- バケツにぬるま湯と酸素系漂白剤を入れます。
- 黒カビの生えた衣類をいれ、1日つけ置きしましょう。
- カビが落ちていることを確認してから衣類をバケツから取り出します。
- 通常通り洗濯をします。
- 風通しの良い日陰で乾かしましょう。
黒カビはつけ置き洗いの時間を長めにして、高温で洗うことがポイントです。
つけ置きしてから一晩たったらカビの状態を確認して、まだ落ちていなかったらつけ置き時間をついかすると良いでしょう。
広範囲にカビが生えている場合は、洗濯機にカビが移ってしまう可能性があるので、プロにお任せすると良いです。
服にカビが生えてしまう原因は?
服にカビが生えてしまうのはなぜでしょう?
それは、様々な原因が考えられます。
それがコチラです。
- 生乾きになっていた。
- 皮脂や汚れが落ちていない。
- 収納場所の湿度が高い。
- ホコリが付着している。
- 洗濯槽にカビが発生している。
それぞれ詳しく説明していきます。
生乾きになっていた
洋服の生乾きは、カビを成長させる水分になります。
カビの菌はもともと空気中に浮遊しているので、洗濯物の水分を見つけるとそこに付着して繁殖しようとします。
洗濯物が完全に乾いていると、カビ菌が付着しても成長することはないのですが生乾きで水分が残っていると成長してしまうんです。
皮脂や汚れが落ちていない
服についている皮脂や汚れは、カビの栄養となります。
そのままにしていると、カビが繁殖してしますんですね。
食べこぼしなどは、その時にキレイにしていると思いますが、コートやスーツ、制服などのクリーニングに出す必要があるものや、礼服などの使用頻度に低いものは「長時間着ていなかったしな。」などとそのまましまってしまう可能性があります。
そうすると、汚れが付着したままの状態で次の出番まで待つこのになるので、次に出したらカビが発生していたなんてこともありますよね。
収納場所の湿度が高い
上記でも言ったように、カビは水分を取ると成長していきます。
なので収納場所の湿度が高いとカビが繁殖してしまうんです。
特に、クローゼットは掃除の頻度が他の場所よりも少ないことが多くホコリが溜まりやすいです。
そのホコリに付着していたカビ菌が湿気により成長するということなんです。
また、クリーニングから戻ってきたキレイな状態の洋服でも、カバーを付けたまま収納してしまうと湿気がこもってしまいカビが生えてしまいます。
ホコリが付着している
キレイに洋服を洗っても、ホコリが付着していることがあります。
ホコリはカビのエサになるため、放置をしていると繁殖してしまいます。
また、綿ボコりは虫のたまごが産み付けられていることもあります。
ホコリを放置していると、虫食いの原因になってしまうので、こまめにホコリを払いましょう。
洗濯槽にカビが発生している
洗濯機の洗濯槽がカビだらけだと、キレイに洗った洋服にカビが移ってしまいます。
収納場所の湿度やホコリに気を付けていたけど、洋服にカビが生えてしまったという方は、1度洗濯槽をチェックしてみると良いでしょう。
キレイにするための洗濯機がカビだらけなのは嫌ですよね。
カビの発生を予防するには?
カビの発生原因がわかりましたが、それを予防するために何をしたらよいでしょうか?
それがコチラです。
- 綺麗に洗濯してから収納する。
- 収納場所は綺麗に掃除する。
- きちんと乾燥させてから収納する。
- 除湿対策をする。
- 収納場所は風通しをよくする。
- 洗濯槽のカビ取りをする。
それぞれ、説明していきます。
綺麗に洗濯してから収納する
汚れが付いていると、その汚れからカビが発生してしまします。
そのために、収納する前にしっかりとキレイに洗濯をしましょう。
特に長期保管前には、必ず1度洗ってから収納することを意識してください。
収納場所は綺麗に掃除する
ホコリはカビのエサになります。
なので、収納場所はしっかりと掃除をしてきれいに保つことが大切です。
また、衣類をハンガーにかけて長期保管する場合は不織布カバーをかけることをおススメします。
不織布のカバーなら、ホコリもつかず通気性が良いので湿気がこもりません。
ホコリ対策も必要です。
きちんと乾燥させてから収納する
水分はカビを成長させる原因です。
洗濯した洋服を収納するときには、しっかりと乾燥しているか確認してからしまうようにしましょう。
「少しだけ湿っているけど、まあいいか。」と畳んでしまえば、次のときにはカビが生えているかもしれません。
生乾きだった場合は、しっかりと乾燥するまで干しましょう。
除湿対策をする
除湿対策のアイテムを設置することで、収納場所の湿気を抑えることが出来ます。
クローゼットや引き出しには、除湿剤と服を一緒に入れておくと良いでしょう。
湿度計などでこまめに湿度をチェックして、適切な湿度を保つことが重要になってきます。
収納場所は風通しをよくする
湿気はカビの原因です。
なので、服を収納する場所は定期的に換気をして風通しをしましょう。
特に、湿気が高くなる梅雨の時期には、週に一度は扉を開けて空気の入れ替えを行って下さい。
これをするだけでも、カビの発生率は低くなります。
洗濯槽のカビ取りをする
洗濯槽にカビが生えていると、選択した衣類にカビが移ってしまいますよね。
なので、洗濯槽は定期的にお掃除するようにしましょう。
洗濯槽は月に1度を目安に掃除をして、常に清潔な状態を保つよう心がけましょう。
このような商品で簡単にお掃除が出来ますよ。
洗濯してもカビが落ちない場合は?
色々と試したけれど、カビが落ちなかったということもあると思います。
そういう時は、プロの力を借りましょう。
カビは根を張るため、選択して綺麗になってもまた再発してしまう可能性が高いんです。
高品質なクリーニングなら、カビの根っこまで綺麗に洗ってくれますよ。
ただし、黒カビはプロのクリーニングでも対応できない場合があります。
事前に問い合わせて聞くことをおススメします。
カビの生えた服は捨てるしかないの?
もしも、クリーニングでもカビを落とせなかった場合は残念ながら処分するしかありません。
カビの生えたままの洋服を着ては、健康にどう影響するかもわかりませんし、周りの方にも迷惑になってしまいます。
洋服を処分する場合は、自治体の捨て方に従ってすてるようにしましょう。
「カビた服 洗濯機で洗う」を検索する人がよく思う質問4選
まとめ:カビた服は正しい方法で洗濯しよう!
いかがでしたか?
今回は、服についてしまったカビは家の洗濯機であらえるのかについて紹介しました。
カビの種類によって洗濯方法が異なりましたね。
正しい方法で洗濯することが大事ですが、その前にカビが発生しないような環境を作ることが大切ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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