みなさんはお口のケアしていますか?
ここ数年、新型感染病の流行でマスク着用が必須となっていましたね。
マスクを付けていると自分の口臭が気になる、という人も多かったでしょう。
歯医者にも行きづらかった期間がありました。
そのような状況で、口腔ケアがとても注目されていましたね。
その中で話題になったオーラルリンスの「プロフレッシュ」と「セラブレス」。
どちらも海外からの輸入商品ですが、現在とても人気があります。
国内のマウスウォッシュのような刺激がなく、着色料なども使用していないのが人気の理由の一つでもあります。
ここでは、その人気の2商品にクローズアップして、どのようなものなのかを深堀りをしてご紹介していきますね。
人気のオーラルリンス「プロフレッシュ」と「セラブレス」
オーラルリンスとは洗口液と言い、マウスウォッシュという名前でも知られている商品です。
洗口液とは口臭を抑えたり、虫歯や歯周病を予防するための液体製品のことを言います。
マウスウォッシュの他にデンタルリンス、口内洗浄剤とも呼ばれていますね。
勘違いされている人もいるかと思いますが、オーラルリンスは液体歯磨き剤とは違います。
お口の中の菌の増殖などを抑えたりする効果が主なもので、歯そのものをキレイにするものではありません。
「プロフレッシュ」「セラブレス」は共に海外からの輸入製品となり、多くの海外セレブから愛用されています。
日本国内でも多くのオーラルリンスが販売されていますが、日本製品では刺激の強いものが多かったり、添加物の規制が緩い場合があり、こうした海外製品が注目されています。
その内容について、詳しく見ていきましょう。
刺激の強いアルコール不使用
口内炎ができやすい人がいますか?
口内炎ができやすい人は口腔内過敏症になっているかもしれません。
ドライマウスやストレス・緊張により口腔内の乾燥している人もいるかもしれません。
このような口腔内過敏症、乾燥の症状を悪化させてしまうと、余計に口臭が出やすい状態になってしまうこともあるのです。
これはとても困りますね。
国産など他のマウスウォッシュにはエタノールというアルコールが含まれていることが多く、エタノールは揮発性が高い成分なので使用しすぎると口内の唾液を減らしてしまう可能性も。
そうすると更に乾燥し口臭が悪化・虫歯や歯周病の原因となってしまいます。
「プロフレッシュ」「セラブレス」は刺激の強いアルコールを使用していないので、この心配がありません。
さらに、マウスウォッシュにありがちなピリピリするような刺激もないのです。
そのようなピリピリする刺激が苦手な人も多いのではないでしょうか。
そのような人にも使うことができます。
「セラブレス」はアルコールフリーなのでアルコールアレルギーがある人も安心して使えるでしょう。
ただし、粘膜・口腔過敏症、歯周病、アルコールアレルギーなど症状のある人は念のため 医師の指示のもとで使用するようにしましょう。
塩化系洗浄で口臭を抑制
「セラブレス」「プロフレッシュ」は洗浄成分として塩素系の製剤を使用しています。
基本成分は亜塩素酸ナトリウムです。
亜塩素酸ナトリウムは漂白剤の成分として利用されることが多い成分です。
塩素の働きで口臭の原因と言われている、揮発性硫黄化合物である硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドなどを分解して臭いを原因から解消させていきます。
ですから亜塩素酸ナトリウムと聞くと、安全性が気になります。
しかし、亜塩素酸ナトリウムはワインの保存料や哺乳びん用消毒液などにも使用されており、食品添加物として認められている成分ですので安全です。
「プロフレッシュ」に使われている次亜塩素酸ナトリウムは近年、新型感染症対策としてアルコールの代わりに手指の消毒に使われているので、聞いたことがある人もいるでしょう。
消毒薬のなかではもっとも低残留性であることが認められており、安全性が高い消毒薬です。
ですから食品(カットしてある野菜や果物など)や用具(まな板、ふきんなど)の消毒にも多く利用されているのです。
セラブレスとプロフレッシュを比較
セラブレス | プロフレッシュ | |
---|---|---|
商品画像 | ||
内容量 | 473ml | 500ml |
価 格 | ¥2395前後~ | ¥2475円前後~ |
有効成分 | 亜塩素酸Na | 亜塩素酸Na 次亜塩素酸Na |
清涼剤 | セイヨウハッカ油 | ー |
溶 剤 | 水 | 水 |
可溶化剤 | PEG-40 | ー |
安定化剤 | EDTA-4Na | ー |
pH調整剤 | 炭酸水素Na 水酸化Na | クエン酸 炭酸Na |
防腐剤 | 安息香酸Na | 安息香酸Na |
基本となる各成分(亜塩素酸ナトリウム・水・安息香酸Na)はだいたい同じですね。
菌を抑える有効成分が「プロフレッシュ」では次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。
ここは「セラブレス」との大きな違いだと思います。
次亜塩素酸ナトリウムが含まれることで消臭効果が更にアップするからです。
「セラブレス」には界面活性剤が含まれています。
EDTA-4Naとは「エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム塩」で、酸化防止剤・キレート剤の役割も果たすものです。
100%安全とは言えませんが、使用後に吐き出すことを考えると危険性はほぼないと言ってもよいでしょう。
EDTA-4Naのキレート効果により歯石の付着予防効果もあります。
更に「セラブレス」にはセイヨウハッカ油が利用されており、それにより使用時の爽快感があります。
「プロフレッシュ」の使用後には塩素系の臭いが残ってしまうため、苦手な人もいるでしょう。
しかし、「セラブレス」には添加物を利用することにより独特な臭いや味を抑えているため、抵抗なく使用することが可能になっています。
一概にどちらが良いとは言えませんが、添加物などを気にする人は「プロフレッシュ」の方がよいかもしれません。
使用感や味が気になる人は「セラブレス」がよいでしょう。
プロフレッシュとセラブレスどっちが良い?
口臭とは細菌が活動するために、口に残った食べかす・バクテリアなどのたんぱく質を分解したときに生じるガスが原因です。
二酸化塩素は細菌を弱らせ除菌することで口臭を予防します。
「プロフレッシュ」は使う前に本体に付属の2種の液を混ぜ合わせることで、新鮮な二酸化塩素をつくることができます。
「プロフレッシュ」はミント系香料などで一時的に口臭を防ぐ国産の従来型のマウスウォッシュとは全く異なります。
しかし、その分塩素系の匂いや味などが苦手だという人も少なくはありません。
「セラブレス」は世界113ヵ国で愛されている、セレブも御用達のオーラルリンスです。
元々歯科医だったDr.キャッツ氏の娘さんが口臭が原因で学校でいじめにあっており、それをきっかけにDr.キャッツ氏の長年研究により開発されました。
「娘さんのために開発」というだけあり、「セラブレス」は刺激もなく大変使いやすくなっています。
どちらも舌苔クリーナーなどを併用してケアしていくと更に効果的です。
ただし、過敏症になっている人は要注意です。
クリーナーはもちろんのこと、ほんの少しの刺激でも痛手になってしまうかもしれません。
身体は人によって様々ですから、迷ったらかかりつけの歯科医師などに相談してみましょう。
プロフレッシュとセラブレスに関するよくある質問Q&A
ここまでご紹介してきた「プロフレッシュ」と「セラブレス」ですが、実際に使用するとなると「どうしたらいいの?」と思うことも出てくるでしょう。
ここではよくある質問をピックアップして、その対応を見ていきましょう。
塩素臭がするけど、大丈夫?
塩素の匂いは「プロフレッシュ」に含まれる二酸化塩素が原因です。
水道水の消毒に使用されている塩素は、水分の中にある有機物と反応してトリハロメタンを生成してしまいます。
これを一度に大量摂取すると発ガンリスクがあると言われています。
しかし「プロフレッシュ」に使用されている二酸化塩素からはトリハロメタンは生成されることはありません。
国連の専門機関で、生体に無害な「安全性レベル I 」に認定された安全な物質になっています。
「プロフレッシュ」を購入すると、本体ボトルの他にA液(クエン酸、安息香酸ナトリウム)とB液(次亜塩素酸ナトリウム)が付いてきます。
これらを使用前に混ぜることで二酸化塩素が発生します。
この二酸化塩素にも殺菌作用・消臭効果があり、これが「プロフレッシュ」の特徴とも言えるでしょう。
そのため、「セラブレス」より「プロフレッシュ」のほうが期待できるとも言えます。
消臭効果が強いほうが良い、という場合は「プロフレッシュ」を利用したほうが良いかもしれませんね。
ずっと使い続けても大丈夫?
市販の口臭予防用のマウスウォッシュなどに含まれる殺菌剤やアルコールなど成分は、口腔粘膜を刺激して、かえって口臭が助長してしまうことがあります。
「プロフレッシュ」「セラブレス」にはこれらの殺菌剤やアルコール成分が含まれていないため、安心して長期間使用していただけます。
ただしいずれも液体歯磨き剤とは違います。
口臭が気にならなくなったり、お口の中のベタベタがなくなったりしますが歯を磨いたわけではありません。
歯磨きや口腔ケアはきちんと行わなければいけないので、その点は忘れずに注意してください。
舌が黒っぽくなってしまった。どうすれば置い?
「プロフレッシュ」に含まれる二酸化塩素は、お口の中の奥に潜む嫌気性菌の活動を抑えてくれる働きをします。
口臭ガスの元である嫌気性菌は活動できなくなると舌の表面に出てきます。
そうすると舌が黒くなる場合があるのです。
これは一時的な現象で、「プロフレッシュ」の継続使用することによって活動できなくなった嫌気性菌は剥がれて、やがてきれいな舌になっていきます。
本来ある舌の色に戻りますので安心してください。
ただし気になる場合は、他の病気の可能性もないとは言えないのでかかりつけの歯科医師にご相談ください。
味が変化したけど大丈夫?
「プロフレッシュ」の使用初期には、塩辛さなどを感じることがあります。
「セラブレス」の使用初期にも味が苦いと感じることがあったとの報告もあります。
これは「プロフレッシュ」及び「セラブレス」を使用することで舌の表面をきれいになり、味覚が敏感になるのです。
一時的に味覚に異変を感じることがあるかもしれませんが、このようなことから起こる症状なので一時的なものになります。
継続使用により、味覚は正常に戻っていくことでしょう。
もちろん、使用者全員に起こることではありません。
違和感がなかったからといって、舌がキレイになっていないわけではありませんので安心してください。
味覚が正常になると、味の濃いものに敏感になるので、塩分の摂りすぎ・糖分の摂りすぎなどにも効果があるかもしれません。
これは嬉しい一石二鳥ですね!
1日に何回使ったほうが効率的?
「プロフレッシュ」は使用後すぐに効果が現れ、効果が12時間から18時間持続します。
「セラブレス」の効果持続時間は12時間ですので、どちらも朝晩の一日2回の使用で効果が出ます。
使用する際は30秒〜1分ほど口の中で長く奥まで行き渡るようにブクブクとすすぎ、さらに喉の奥にも行きわたらせることで、奥に潜んでいるバクテリアなどにも効果が出ます。
「セラブレス」の場合は、すすぎ後に更にもう1杯でうがいをするとよい、との記載もありますが、すすいだ後そのままうがいして、1杯で完了させてしまう強者節約ユーザーもいるそうです。
公式の使い方とは違いますが、長く続けていくための知恵とも言えるかもしれませんね。
洗口のあと、水ですすぐ?
「セラブレス」「プロフレッシュ」共に、基本的に使用後に水でのすすぎは必要ありません。
使用後に水ですすいでしまうと、お口の中に浸透すべき成分が消えてしまいます。
ですので浸透・定着の意味でも、使用後はなるべくそのまま過ごしてください。
「セラブレス」の場合、使用5分後から飲食可能との記載があります。
ただ後味などがどうしても気になる場合もあるでしょう。
特に「プロフレッシュ」の場合は、塩素の匂いや味が気になるかもしれませんね。
そのような場合は軽くすすいでもいいでしょう。
しかしあまり強くすすいでしまうと、効果が薄れてしまいますのでご注意ください。
まとめ
「セラブレス」「プロフレッシュ」の比較はいかがでしたでしょうか。
どちらを使うかは好みだとしても、オーラルケアは大事なことですね。
お口の中の汚れを放っておくと、口臭だけでなく虫歯・歯周病など色々な原因にも繋がります。
特に歯は一生使いたいものですね。
虫歯予防の観点から言っても、口腔内を清潔にしておくことは必須ですよね。
「身体の健康はまずお口の中から」と言っても過言ではありません!
これからはマスクも取れていくことになるでしょう。
口臭などを気にせずに、人と対面してコミュニケーションを取っていきたいものです。
そのためには長期間安心して使える刺激のないこれらのオーラルリンスを使用していくのもよいことだと思います。
これらを有効活用して、健康的な生活をしていきたいですね!
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