ゴキブリが家に出ると、イヤな思いをする人は多いですよね....。
「1匹いたら、100匹いる」とも言われていますから、とても怖く感じます。
ゴキブリが出たら、殺虫剤を使用したり物で叩いたりして殺すと思いますが、その後はどうしていますか?
ゴキブリを殺したあとは、しっかりと掃除する必要があります。
今回は、ゴキブリを殺したあとの掃除のやり方や、処理方法などについてご紹介していきます。
ゴキブリを殺したあと掃除は必要?
ゴキブリは「姿を見るのもイヤ」という人も少なくないでしょう。
また、ゴキブリはサルモネラ菌や大腸菌などの食中毒を起こしかねない病原菌を持っています。
さらに、ゴキブリのフンによって、アレルギーや喘息を引き起こすことも....。
そのため、殺したあとはしっかりと掃除をする必要があるのです。
殺したあとも面倒をかけるゴキブリは、本当にイヤですね....。
ここからは、ゴキブリを殺したあとの掃除のやり方や注意点をご紹介していきます。
掃除のやり方
ゴキブリが通ったあとや、殺した現場にはさまざまな菌が残っています。
そのため、除菌用アルコールを使って掃除していきます。
除菌用アルコールシートでも、除菌用アルコールスプレーでもどちらでも大丈夫です。
除菌用アルコールシートなら、そのままサッと拭くことができて便利です。
また、除菌用アルコールスプレーの場合は、シュッシュッとスプレーして、使い捨てのキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。
掃除が完了したら、ハッカ油か酢のスプレーで予防までしておくと安心です。
ハッカ油のスプレーは、簡単に作ることができます。
【ハッカ油スプレー材料】
- ハッカ油:数滴
- 水:100ml
- 無水エタノール:10ml
上記材料をスプレー容器に入れて混ぜて完成です。
また、酢のスプレーは、スプレー容器に酢を入れて5倍の水を入れて完成です。
ハッカ油にしろ、酢のスプレーにしろゴキブリが現れた場所などに、しっかりと吹きかけておきましょう。
ゴキブリが嫌がる匂いで、ゴキブリが現れるのを防ぐ効果が期待できますよ。
掃除をする際の注意点
掃除する際の注意点は、「ビニール手袋をつける」ことです。
ゴキブリには、目に見えない菌が大量にいます。
大腸菌・サルモネラ菌・腸炎ビブリオなど、食中毒の原因となる菌がたくさんついています。
そのため、素手で掃除することで菌がついてしまい、食中毒を起こしてしまう可能性があるのです。
また、喘息やアレルギーのある人は、症状が出たり悪化したりするかもしれません。
だからこそ、掃除をするときはしっかりとビニール手袋をつけて掃除することが大切です。
ゴキブリを殺したあとの処理方法
「ゴキブリを殺したは良いけど、その後の処分に困る....」という人もいるでしょう。
実際、殺したあと何かしらの方法で捨てなくてはいけませんが、触りたくはないですよね...。
ここからは、ゴキブリを殺したあとの処理方法についてご紹介していきます。
ガムテープ
まず1つ目は、ガムテープを使用する方法です。
ガムテープをちぎって手に持って処分するわけではありませんので安心してください。
- 新聞紙など捨ててもいい紙を用意(ある程度長さがあるもの)
- 紙を細長く丸めて、先端にガムテープの接着面を外側にしてくっつける
- ガムテープの接着面にゴキブリを貼り付けて処分
詳しくは、上記画像をイメージに作ってみてください。
これであれば、処分の際に距離をとって処分でき、ゴキブリの感触が伝わることもありません。
虫取り網
2つ目は、虫取り網を使用する方法です。
子どもがいる家庭では、持っている家庭も多いのではないでしょうか?
虫取り網に殺虫剤をスプレーして、ゴキブリにかぶせます。
そのまますくうことができれば、そのままゴミとして捨ててしまいましょう。
もし、すくうことが難しい場合は、そのまま床を引きずって玄関またはベランダなどのドアから外へ出してしまいましょう。
虫取り網であれば、ある程度長さがあるものが多いため、ゴキブリとしっかりと距離を保つことができます。
また、手を汚してしまう心配もありませんし、安心安全なやり方です。
ゴキブリを処理したあとは、虫取り網をしっかりと洗っておくことも忘れないようにしましょう。
トング
3つ目は、トングを使用する方法です。
料理に使うような短いトングでも良いですが、ゴミ拾いなどに使用するような長めのトングならなお良いでしょう。
長めのトングであれば、距離をしっかりと取ることができるため安心です。
トングを使って、ゴキブリをそのまま摘み上げゴミなどと一緒に捨てましょう。
長めのトングは、なかなか使う機会がないかもしれませんが長いものだと75cmほどあり、直接触れる心配もないため1本常備しておいても良いかもしれません。
ドライヤー
4つ目は、ドライヤーを使用する方法です。
ドライヤーの風を使って、ゴキブリを外へ出すか、ちりとり代わりの紙などに乗せてゴミとして処理しましょう。
ただただ追いやることしかできないため、あまり心強い方法ではありません。
しかし、処理できるようなものが何もない場合は処理する手段として使えます。
絨毯の上などではあまり効果はありませんが、フローリングなどの床ならば風で滑らせることが可能です。
掃除機
5つ目は、掃除機を使用する方法です。
掃除機はどこのご家庭でも持っていると思いますが、掃除機でゴキブリを吸い込んでしまいましょう。
ただし、注意点があります。
掃除機で吸ったあとに、中のゴミを処理するのが怖いという点です。
また、ゴキブリが卵を抱えていた場合、掃除機の中で卵が孵る可能性があります。
そのため、あまりおすすめできる方法ではありません。
ただ、他に方法がない場合などは、注意点に気をつけて実行すると良いでしょう。
ホウキとチリトリ
6つ目は、ホウキとチリトリを使用する方法です。
ホウキとチリトリであれば、どちらでもゴキブリを叩くことも処理することもできます。
また、ゴキブリを叩いたときは、羽や足が取れてしまうことも少なくありません。
ホウキとチリトリを使えば、叩いたときに取れた羽や足なども、しっかりと集めて処理することも可能です。
チリトリに回収してしまえば、そのままサッとゴミとして捨てることもできて安心ですね。
ペットボトル
7つ目は、ペットボトルを使用する方法です。
ペットボトルで叩くのも良いですが、実は処理にも使うことができます。
ペットボトルを半分もしくは2/3くらいのサイズに切って、それでゴキブリをすくって処理しましょう。
これであれば、触ってしまう心配もありません。
しかし、ペットボトルは透明なものが多いため、ゴキブリの姿が見えてしまうという欠点もあります。
「姿を見るのもイヤ」という人にはおすすめできません。
ティッシュとビニール袋
8つ目は、ティッシュとビニール袋を使用する方法です。
ゴキブリが見えなくなるように、数枚のティッシュをゴキブリにかぶせます。
ビニール袋を手にはめて、そのままティッシュごとゴキブリを掴みゴミとして捨てましょう。
これであれば、ゴキブリをあまり見ずに処理することができます。
また、ティッシュを多めに使えば、手や指に感触が伝わることもなく処理可能です。
「姿見たくないし、感触もイヤ」という人には、たいへんおすすめな方法です。
新聞紙や広告チラシ
9つ目は、新聞紙や広告チラシを使用する方法です。
新聞をとっている家庭なら、新聞紙は大量にあると思います。
その新聞紙や広告チラシをくしゃくしゃにして、それでゴキブリを掴む、またはすくって処理しましょう。
新聞紙や広告チラシは、ティッシュよりも厚みがあるため、手や指に感触が伝わる心配もありません。
距離を保つことができない欠点はありますが、比較的安全に処理できる方法と言えます。
割り箸
10こ目は、割り箸を使用する方法です。
割り箸を使って処理する人は、意外にも多いです。
コンビニなどを利用した際に付いてきた割り箸をとってある家庭も多いと思います。
その割り箸を使って、ゴキブリを摘まんでゴミとして処理しましょう。
ただ、割り箸はあまり長さがないことや、そのままのゴキブリを摘まむということで不快感を感じる人も少なくありません。
いくら捨てるとは言え、割り箸で摘まむのは私も少し抵抗があります...。
もし、気になる場合はティッシュなどを併用して、隠してから摘まんでも良いかもしれませんね。
処理グッズ
11こ目は、処理グッズを使用する方法です。
現在は、ゴキブリや虫などを処理するためのグッズも販売されています。
先端にトングのようなホウキのようなものが付いており、手元のトリガーを引くと先端についてトングなようなものが開閉して、ゴキブリをキャッチする仕組みのもの。
また、掃除機の先端に取り付けてゴキブリを吸うことで、掃除機内部までは入らず先端に取り付けたフィルター内に収まるものなど、さまざまなグッズが販売されています。
百均などでも取り扱っているため、簡単に手にいれることができますよ。
ゴキブリを処理するときの注意点
ゴキブリは、「ただ処理すればいい」というわけではありません。
ゴキブリを処理するときは、注意しなくてはならない点がいくつかあります。
ここからは、ゴキブリを処理するときの注意点についてご紹介していきます。
死んだふり
ゴキブリは時に“死んだふり”をすることがあります。
ゴキブリは、生きている時はうつ伏せになって活動しています。
しかし、死んだときは仰向けになることがほとんどです。
叩いたりしたときは、うつ伏せのままペチャンコになってしまうこともありますが、何もしていないのに動かないゴキブリに遭遇した時は、うつ伏せか仰向けかで生きているかを判断できます。
仰向けになり、足が内側に畳まれている場合は完全に死んでいますので、安心して良いでしょう。
衛生面
ゴキブリは、目に見えない菌をたくさん保有しています。
サルモネラ菌や大腸菌などを保有しているため、食中毒の危険性があるのです。
そのため、ゴキブリを処理するときはビニール手袋を利用するなどした方が安心です。
また、ゴキブリが死んだ現場などは除菌用アルコールを使用して、しっかりと拭き取りましょう。
そうすることで、衛生面に気をつけて処理することができますよ。
卵にも注意
ゴキブリは卵を保有している可能性もあります。
また、身の危険を感じると、卵を切り離すこともあるのです。
そのため、ゴキブリは処理しても卵がそのままになり、またゴキブリの被害に合う可能性もあります。
ゴキブリが出たときは、卵などがないかもしっかりと確認した方が良いでしょう。
卵を見つけた際には、しっかりと回収して処分してしまえば大丈夫です。
バルサンなどは、ゴキブリの卵には効果がありませんので注意しましょう。
放置は厳禁
ゴキブリは、死んだ仲間を食べることをご存じですか?
そのため、ゴキブリを処理せずに放置することで他のゴキブリが寄って来る可能性があります。
考えただけでゾッ...としますよね。
ゴキブリを処理するのはイヤかもしれませんが、しっかりと処理した方が後々のことを考えたら安心です。
死骸を見つけたり、殺したりしたあとは放置しないように注意しましょう。
ゴキブリはどこに捨てたらいいの?
ゴキブリは、ゴミとして捨てて大丈夫です。
ティッシュや新聞紙などに包み、ビニール袋に入れてから捨てるとなお安心ですね。
また、トイレに流してしまう方法も有効です。
しかし、基本的にトイレは排泄物やトイレットペーパーを流す以外は禁止されています。
そのため、できればゴミとして捨てるのが一番ですが、ゴミ回収日の関係で「ゴミ捨て場に持ってくまで不安」という人はトイレが有効かと思います。
ゴキブリを殺したあと外に出すのはアリ?
ゴキブリを殺したあと外に出すのも良いでしょう。
ホウキなどを使って外に出しておけば、アリなどが巣に持ち帰って処理してくれますよ。
しかし、これは一軒家などの場合に可能な方法です。
マンションなどに住んでいて、玄関の外が共有廊下の場合は、他の住民に迷惑なのでやめた方が良いでしょう。
その場合は、ゴミなどと一緒に処理するのが良いですね。
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まとめ:ゴキブリを殺したあとは適切な処理方法を!
今回は、ゴキブリの処理方法や掃除方法をご紹介してきました。
ゴキブリが出るだけでもイヤなのに、処理までしなくてはならないのはイヤですよね。
しかし、適切な処理をすれば少しだけ不快感を軽減することができるかもしれません。
また、ゴキブリを処理したあとはしっかりと掃除することも忘れないようにしましょう。
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