間取りを考える時、風水を取り入れたいと考える方は多いでしょう。
風水が絶対という訳ではありませんが、風水を取り入れることで運気が上がる、気持ちが高まるという印象を抱く方はとても多いです。
普段は占いやスピリチュアルを意識していないという人でも「風水的に悪い」といわれると抵抗があるもの。
ここでは、そんな風水を手軽に取り入れた間取りのシミュレーション方法やアプリのご紹介をしていきます。
風水で間取りのシュミレーションは可能?
風水に基づく間取りのシミュレーションを行うことは可能です。
風水の原則に従って空間の配置やデザインを最適化することとなります。
間取りに活用をすることでポジティブなエネルギーの流れを促進することができます。
風水の取り入れ方はさまざまですが、ここではいくつかの例を出していきましょう。
風水では方角が重要視されます。
対象となる建物や部屋の正確な方位を確認しながら取り入れることが可能です。
風水の原則によれば、各方位には異なるエネルギーが関連しています。
五行や色の考慮も大切なことです。
風水では五行(木、火、土、金、水)や色が重要視されます。
これらの要素を考慮して、部屋の色や素材を調整することで風水的に的確な家作りが可能です。
バランスの重視も意識をしましょう。
風水ではバランスが重要視されます。
各部屋やエリアが調和し、エネルギーが良好に流れるように配置することが大切です。
住宅メーカーが風水家相を取り入れたプランを提案してくれる?
基本的に、住宅メーカーが風水の原則を取り入れたプランを提案することはあります。
けれども風水を意識した家作りをしたいと考える方は多いでしょう。
そのため、住宅メーカーは顧客の好みや要望に応じて、風水の考え方を反映させたプランを考えることがあります。
要望を受けることが多いため、住宅メーカー自体が自身で風水を学んだり、風水を取り入れた間取りを提案することもあります。
ただ、住宅メーカーは風水の専門家ではありません。
メーカーによっては、風水家と提携をしてプランを提案したり、風水を学んだうえで間取りを考えてくれる場合もあります。
あくまでメーカー側のご厚意であり、必ず取り入れてくれるという訳ではありません。
家相風水で完璧な間取りとは?
せっかく間取りを考えるのなら家相風水的に完璧な間取りで仕上げたいと思う方も多いでしょう。
ここでは家相風水的に良いとされている間取りについて解説をしていきます。
玄関
家相風水において、玄関は非常に重要なポイントとされています。
良好なエネルギーの流れやポジティブな気を引き寄せるため、風水的に良いと言われているものを解説していきます。
明るさと整理整頓
玄関は家の入り口であり、清潔感や明るさが重要です。
不必要な物を取り除き、明るい照明を使って清潔感のある空間に保つことを意識しましょう。
気を引き込むデザイン
玄関には気を引き込むデザインやアートを取り入れることも推奨されています。
気を引き込むとされる要素には、美しい花や絵画、調和のとれたカラーリングなどが含まれます。
良い香り
玄関には良い香りが広がるように心掛けましょう。
リラックス効果のある香りや、風水的に良いとされる香りを選んで使用することがあります。
風水アイテムの配置
風水のアイテムを玄関に配置することがあります。
例えば、風水的に良いとされる植物や石、風水のシンボルである鏡や風鈴を取り入れることが挙げられます。
入り口のクリアスペース
玄関の入り口にはクリアスペースを確保し、エネルギーが邪魔されないようにします。
不要な物を置かず、ドアが開け閉めしやすいようにしましょう。
デコボコしていない
風水において「デコボコしていない」とは、家の配置や形状において均整が取れている状態を指します。
均整が取れた家の配置は、風水的にはエネルギーがスムーズに流れ、調和が取れていると考えられています。
風水的に、家の形状や配置が調和していることはとても重要です。
無理な配置や形状にならないように工夫し、建物全体がバランス良く見えるように心がけましょう。
入り口とエネルギーの流れも意識をしてください。
入り口は風水において非常に重要です。入り口から玄関までのエネルギーの流れがスムーズで、凸凹やブロックされた感じがないように注意をしてください。
障害物や不必要なものを取り除いてクリアなスペースを確保しましょう。
対称性は風水において均整を取るポイントです。
建物や部屋が対称的であると、エネルギーが均等に分散されるとされています。
対称的な配置を心掛け、不均等な要素を避けることが望ましいとされます。
これらを意識をすることで、デコボコとしていない風水的に良い間取りを作り出せます。
寝室とキッチン
寝室とキッチンは家の中で非常に重要なエリアであり、風水的な配置に気を配ることが推奨されています。
ここではそんな、寝室とキッチンにおける風水のアドバイスを解説していきます。
寝室
ヘッドボードは安定感やサポートを象徴するとされています。
ベッドのヘッドボードは、壁にしっかりと固定され、できるだけ安定感のある位置に置くと良いとされます。
寝室では対称性が重要です。
対称的な配置がバランスを取り、ポジティブなエネルギーの流れを促進するとされています。
例えば、寝室の家具や装飾品が対称的に配置されるよう心がけます。
ベッド周りや寝室全体には、エネルギーの流れを妨げないように気を付けます。
ベッドの周りに物が詰め込まれていないか、部屋にはクリアなエネルギーパスが確保されていることが望ましいです。
寝室には明るく自然な照明と良好な通風が必要です。
暗い寝室は風水的に好ましくないとされ、新鮮な空気が流れることが重要です。
キッチン
キッチンは清潔で整理整頓されていることが大切です。
不必要な物を取り除き、調理スペースが広々と使いやすい状態を維持します。
五行(木、火、土、金、水)のバランスがキッチンにも重要です。
各要素がバランスよく配置され、食材や調味料、調理器具が五行のバランスを取るようにします。
キッチンでは良い香りが漂うように心掛けます。
換気を十分に行って新鮮な空気を保ちましょう。
キッチンとダイニングエリアの関係も風水的に重要な要素です。
食事は家族や友人とのコミュニケーションを象徴するため、キッチンとダイニングがスムーズにつながっていることが良いとされます。
風水で住んではいけない間取りは?
風水の中には住まないほうが良いとされている間取りや風水的に悪い運気を貯めこむと言われている間取りもあります。
ここでは風水的に良くないと言われている、避けるべき間取りについて解説をしていきたいと思います。
風水に興味がない方でも「悪い間取り」だと言われると避けたくなりますよね?
是非参考にしてみて下さい。
水回りに鬼門
風水において、「鬼門」とは、不吉な気やエネルギーが流れ込みやすいとされる方角のことを意味します。
一般的に、鬼門は北東の方角とされています。
水回りが鬼門に位置する場合、特に注意が必要です。
まだ、水回りにおいて特に注意をしたい点についてもまとめてみました。
トイレは水を使う場所であり、水回りの一部です。
鬼門に近い位置にトイレがある場合、そのエネルギーが不安定となる可能性があるとされます。
トイレのドアや蓋を閉じること、風水アイテムや調整を行うことなどが考えられます。
鬼門に水回りがある場合、水の流れ方にも気を配ることが重要です。
水が直線的に流れるよりも、曲がりくねった形状や円形のデザインが好ましいとされます。
もし鬼門に水回りがある場合、それに合った風水アイテムを取り入れることが良いと考えられます。
また、鬼門に鏡を配置することで、不吉なエネルギーを反射し、室内のバランスを整えるとされることがあります。
変形した間取り
変形した間取り、少し変わった間取りは風水的に悪いと言われることが多いでしょう。
ここでは変形した間取りに関連する風水に悪いポイントについて解説をしていきたいと思います。
間取りが複雑である場合、エネルギーの流れがスムーズでない可能性があります。
通路が狭い、障害物が多い場合は、エネルギーが滞りやすくなると考えられています。
鬼門に当たる場所に対しては、慎重に調整が必要です。
また、吉方位を活用してポジティブなエネルギーを呼び込む試みがされることもあります。
住みやすい環境、気が巡りやすい環境が風水的に良いと言われている間取りです。
そのため入り組んだ間取りであったり変形した間取りは、風水的に悪いと言われているのでしょう。
階段が家の中心
風水において、家の中心に階段があることは好ましくない傾向にあります。
これはエネルギー(気)の流れに影響を与え、家全体に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
階段が家の中央にある場合、エネルギーが直接階段を通り抜けることになります。
これが家全体に均等に広がるのではなく、中心に集中してしまうため、バランスが乱れるというのが要因でしょう。
もし階段が家の中心にある場合の対処方法があります。
例えば中央に風水アイテムを配置して、エネルギーの流れを整えることが推奨されています。
鏡や風水のシンボル、色彩を活用することで、風水的に悪い状態を緩和できます。
仕切りやバリアの設置もおすすめです。
階段を仕切ったり、バリアを設置することで、エネルギーの直接的な流れを遮断し、家全体に均等にエネルギーが広がるように調整します。
中央に植物を配置することで、エネルギーの流れを調整し、バランスをとる助けになるとされます。
そもそも風水家相とは?
「風水家相」は、風水の一環で、主に住宅や建物のデザイン、配置に関する風水の考え方のことを言います。
風水は、中国の古代の哲学で、自然界のエネルギー(気)とその流れに着目して、環境や生活空間の配置を最適化するための理論や実践を含みます。
風水家相は一般的にはバガUA(八卦)、五行説、鬼門や吉方位、形状や配置の調整から成り立ちます。
家や住空間のデザインが持つエネルギーの影響を最小限にし、良い気を引き寄せるために必要なことです。
風水家相の基本
風水家相では、異なる部屋やエリアに対して異なる考え方が適用されます。
ここでは一般的な風水の観点から各部屋やエリアに関するアドバイスを解説していきます。
ただ、個別の状況によって変わる可能性がありますので、あくまで参考程度にすることを推奨します。
玄関
玄関は家のエネルギーが入り口から始まる場所です。
清潔で明るい状態を保ち、障害物を避けるよう心掛けましょう。
ドアがスムーズに開閉し、物が邪魔にならないように配置することが重要です。
靴の収納は整理整頓され、清潔に保つように心掛けます。
寝室
寝室はリラックスできる空間であるべきです。
明るすぎず、暗すぎず、静かで落ち着いた色調が好ましいとされます。
ベッドの配置に注意し、寝室の中央やドアの直線上にベッドがある場合は、エネルギーの流れが乱れる可能性があるため工夫が必要です。
キッチン
キッチンは家の豊かさと健康を象徴します。
清潔に保ち、調理中に楽しさや幸福感を感じるようなデザインを心掛けます。
料理をする際には、調理者がリビングやダイニングなどの他の部屋を見渡せるような配置が好まれることがあります。
トイレ・バスルーム
トイレやバスルームは水のエネルギーが関係します。
清潔に保ち、トイレの蓋を閉じることが重要とされます。
トイレがリビングやキッチンなど生活の中心に近い場合、風水的には適していないとされることがあります。
リビング
リビングは家族や友人と交流する場所であり、開かれた空間であるべきです。
自然な光を取り入れ、家族が集まりやすい配置を心掛けます。
リビングの中央にコーヒーテーブルなどを配置することで、エネルギーの中心が定まりやすくなります。
階段・廊下
階段はエネルギーの流れを制御し、家の上下を繋ぐ要素です。
階段の直線上や中央に階段がある場合は、バランスを整える工夫が必要です。
廊下は家のエネルギーが流れる通路であるため、明るく清潔な状態を保ち、物が散らかっていないようにします。
書斎・子ども部屋
書斎は集中力と知識を象徴します。
良い照明や整理整頓された状態を保ち、仕事や学習に適した環境を作ります。
子ども部屋は子供たちが成長し、ポジティブなエネルギーを感じられるような配置とデザインが重要です。
自分で出来る風水の間取りシュミレーションアプリ
最近は自分自身で気軽に風水的に正しい間取りかのアドバイスを受けられる風水間取りシュミレーションアプリが話題です。
ここではそんな風水間取りシュミレーションアプリのメリットデメリットについて解説をしていきたいと思います。
風水間取りシュミレーションアプリのメリット
メリットは、視覚的な理解がしやすいという点です。
アプリを使用することで、直感的に家の配置やデザインに風水の原則を導入できます。
シミュレーションを通じて、エネルギーの流れやバランスを視覚的に確認することができます。
アプリ上でリアルタイムに変更を加えることができます。
このお陰で異なる配置オプションを試すことができて、最適な配置を見つけるのに役立ちます。
一部のアプリでは、風水の専門家によるアドバイスや解説が組み込まれていることがあります。
これにより、ユーザーは風水に関する知識を深めることができます。
アプリは一般的に異なる風水の原則やバリエーションに対応しており、使用者の好みや信念に合わせてカスタマイズできます。
そのため自分好みの間取りを選びながら気軽に風水的に良い間取りの構築が可能です。
風水間取りシュミレーションアプリのデメリット
風水は主観的で信仰に基づく要素が強いため、アプリが提供するアドバイスやシミュレーションが本当に効果があるかどうかは不安な点はあるでしょう。
風水の信じ方は個人や文化によって異なります。
簡略化されたモデルというのもアプリの悩みどころです。
アプリは通常、風水の理論を簡略化したモデルを使用しています。
これにより、本格的な風水の専門的なアドバイスを提供できない可能性もあります。
アプリが風水にフォーカスしている間、建築的な制約や機能性、個人の好みなどが無視される可能性があります。
また、一部のアプリは有料で提供されており、そのため利用者にとって費用がかかる可能性があります。
このようにデメリットも考慮をしたうえでアプリの使用を行いましょう。
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まとめ:風水間取りシュミレーションは一度住宅メーカーに相談を!
せっかく家を建てるのなら風水を取り入れたいと思う方は多いでしょう。
また、風水に興味がなくても風水的に悪い家には住みたくはないと思う方も少なくはありません。
ただ、風水間取りシュミレーションアプリには限界があります。
アプリだけを頼りに進めると、理想の家を作ることができなかったり、建築や構造的に無理のある家になる可能性だってあります。
もし、風水を取り入れたいのなら、住宅メーカーに相談をしながら進めましょう。
メーカーに相談をすれば、家作りのプロからのしっかりとした意見を聞けます。
さらに、住みやすく建築構造的にも問題のない、風水的にも良い家作りを行うことが可能です。
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