あなたの周りに“八つ当たり”してくる人はいませんか?
八つ当たりされるほうは、気分が悪くなりますしイヤですよね......。
では、八つ当たりしてくる人は、一体どんな心理なのでしょうか?
今回は、八つ当たりする心理についてご紹介していきます。
八つ当たりする心理は甘え?
八つ当たりをされると、イヤな気分になり不快ですよね。
八つ当たりをしてくる人は、あなたに甘えているのかもしれません。
まずは、八つ当たりと甘えの心理関係を知っていきましょう。
八つ当たりと甘えの心理関係
『八つ当たり』と『甘え』は密接な関係にあります。
甘える相手は、親切で安心できる相手が多いと思います。
特に親や兄弟、恋人など自分が感情を出せる相手に対しては甘えやすいでしょう。
しかし、その甘えが時に良くない方向へいくことがあります。
それが『やつ当たり』です。
あなたも親や兄弟などにしてしまった経験はありませんか?
感情が出せることは素晴らしいですし、甘えられる相手がいることはとても大切です。
しかし、相手も人間ですからやつ当たりというマイナス感情をぶつけてはいけません。
甘えの場合の八つ当たりパターン
甘えの場合のやつ当たりパターンは理不尽なことが多いです。
- 不機嫌を隠そうとせず気をつかわせる
- 無理な要求をする
- 突然些細なことで怒り出す
上記のようなパターンは、甘えから八つ当たりをしている可能性が高いです。
生きていれば不機嫌になることはありますが、感情をさらけ出すことは良いことではありません。
しかも、相手が気をつかっているにも関わらず「もっと気遣え」と言わんばかりの態度をとることもあります。
また、あえて無理な要求をしたり、些細なことで怒り出すこともあります。
『甘えている』とはいえ、される側は良い気分ではありませんね。
八つ当たりする背景
やつ当たりをする背景には『自己表現や自己主張ができない』ことが挙げられます。
特に、会社や学校などの社会性が求められる場では、なかなか自己主張できない人も少なくありません。
そのため、理不尽な扱いや自分の思い通りにならないことが増え、自分の中のストレスが溜まっていくのです。
結果、八つ当たりという方法で甘えられる相手に自分の感情をぶつけてしまいます。
大人になっていくにつれて、感情あらわにすることは好ましいとは言えず、自己主張や自己表現とうまく折り合いをつけていかなくてはなりません。
してしまう人が自ら改善しようとしなければ、なかなか改善は難しいでしょう。
八つ当たりする心理は?
八つ当たりをされた方は不快で嫌な気分になりますよね。
では、する人の心理とはどのようなものでしょうか?
心理を知ることで、やつあたりしてくる人をうまくかわすことができるかもしれませんよ。
優しくしてほしい
優しくしてほしいという心理を抱いていることもあります。
「会社や学校で嫌なことがあった.......」や「いろんな面で上手くいかない......」などと、フラストレーションを抱え、優しくされたいという心理になっています。
直接的に相談してくれたり、甘えてくれたりすれば良いのですが、感情表現を素直に出せない人の場合は八つ当たりという方法をとることがあるのです。
また、八つ当たりをするときは「怒っているとき」で、怒ることで相手に気をつかわせ優しくしてもらおうとしているのです。
この場合は、八つ当たりをしてくる人に優しくすることで比較的すぐに機嫌が直るでしょう。
また、今後改善してもらいたい場合は、相手に言ってもらうよう話をしても良いかもしれません。
苛立ちを抑えられない
苛立ちを抑えられないという心理もあります。
特に八つ当たりの場合は、される側は全くその苛立ちの対象ではありません。
愚痴などであれば聞くこともできますが、苛立ちを抑えられない人は肝心なことは言わないことが多いです。
そのため、される側はどうすることもできない状態になってしまいます。
この心理状態の人は、時間が経てばケロッとしていることも多く、周りも気をつかうのが馬鹿らしくなってくるでしょう。
改善してもらいたい場合は話しをしても良いですが、時に喧嘩になってしまうことも考えられ難しいかもしれません。
言いたいことが言えない
言いたいことが言えないという心理のこともあります。
言いたいことが言えない人は、自分の中にフラストレーションが溜まって爆発することも考えられ、その結果八つ当たりをしてきます。
また「本当は甘えたいのに、それを言えない」場合も、八つ当たりという方法で甘えてくることもあるのです。
こちらが聞いてあげることで解消されていくこともありますが、毎度毎度だと疲れてしまいますよね。
やつ当たりをしてくる人と「これからも仲良くしていきたい」と考えるのであれば、言いやすいよう親身に話を聞いてあげると良いかもしれません。
自分ルールが徹底できない
自分ルールが徹底できないことにストレスを感じて、してくる場合もあります。
例えば、毎日のルーティーンや通勤通学の座席など、些細なことですがルールが徹底できないことにフラストレーションが溜まります。
また、“言いたいことが言えない人”もこれに当てはまる場合があり、自分ルールがありながらも言えずに溜まり溜まって爆発するのです。
自分ルールは、あくまでも自分の中のルールであり、人に押し付けたり配慮させたりするものではありません。
こればかりは、する側が自分で痛い目に合わないと分からないかもしれませんね。
相手に甘えたい
相手に甘えたいという心理をもっていることもあります。
先ほど、八つ当たりと甘えは関係すると紹介したとおりです。
ただ、相手に甘えたい=自分の感情を受け止めてほしい、になってしまっているので、やつ当たりという方法で甘えようとするのです。
甘えたいときに素直に言えない人も少なくありませんが、された側も素直に受け止められないですよね。
この場合は、相手にしっかりと話をして、甘えられるようにしてあげると改善されていくかもしれません。
八つ当たりができる相手だからしてしまう?
八つ当たりは、相手を選んでしていることがほとんどです。
特に、自分よりも弱い相手や言い返してこない相手に対して行われます。
そのため、親や兄弟、恋人や友人などの親しい間柄で起こります。
会社の厳しい上司や社長、学校の先生や先輩に対して八つ当たりをする人はほぼいませんよね。
することで「怒られる」や「嫌われる」といった恐れがあるため、そういった相手には絶対にしません。
やつ当たりができる相手=嫌われない・怒られない相手であることが多いでしょう。
好きだから八つ当たりしてしまう?
好きだから八つ当たりしてしまうのは、実はよくあることです。
矛盾しているように感じるかもしれませんが、好きだからこそ相手の態度や言葉に敏感になり、些細なことでフラストレーションが溜まるのです。
また、相手に甘えたくても素直に甘えられない人や、相手に嫌われないと思っている人も好き故に八つ当たりをする傾向があります。
しかし、される側は、良い気分ではありませんし、続けているといつか相手が爆発して嫌われてしまう可能性があります。
可愛いワガママ程度であれば良いですが、理不尽なやつ当たりはやめた方が良いでしょう。
八つ当たりするのは信頼しているから?
八つ当たりをする側は「相手を信頼しているから」と言うかもしれません。
しかし、する側は相手が怒らないことや嫌わないことを分かっていてやっています。
また、相手が自分より下であると思っているから起きることも......。
それを“信頼”というのであれば、そうなのでしょう。
しかし、そんなことを繰り返していると、大事な“信頼”を失うことになるのではないでしょうか。
八つ当たりする人の末路は?
八つ当たりをする人は、最終的に周囲に人がいなくなってしまうでしょう。
“甘え”や“信頼”というのは、お互いに良い関係が築けなければ成り立ちません。
される側は、相手のご機嫌取りをしたり、要求に応えたりしなくてはなりません。
相手に合わせなければならない関係はいずれ破綻してしまいます。
そのため、八つ当たりをする人は周囲に人がいなくなってしまう末路を迎えるのです。
親などは見捨てずにいてくれるかもしれませんが、元は他人の恋人や友人は離れていってしまうでしょう。
八つ当たりをやめたい場合の対処法
八つ当たりをやめたい場合は以下の点に気付き改善していくことが大切です。
- 八つ当たりされた側の気持ちを考える
- 八つ当たりの原因を考える
- 自分で自分の機嫌をとれるようにする
まず、改善する第一歩として『された側の気持ちを考える』ことです。
自分自身がしてきたことを自分がされたらどう思うでしょうか?
自分に自問自答してみましょう。
その後、『してしまう原因』を探していきます。
例えば、会社の人間関係が原因や、忙しい毎日が原因の場合、それらを改善したりしていくことで自分自身のストレスを軽減していきます。
そうすることで、だいぶやつ当たりをしてしまう状況から脱出することができますよ。
最後は、これから八つ当たりをしないために『自分の機嫌は自分で取れるようにしておく』ことです。
自分で自分の機嫌をとれるようになると、嫌なことがあったとしても自分で解消することができます。
それにより、好きな相手や家族などに当たってしまうリスクを軽減することができますよ。
八つ当たりは、された側は本当にイヤになる行為です。
だんだんでも良いので、改善していけるように努力しましょう。
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まとめ:八つ当たりする心理を理解して適切な対応を!
今回は、八つ当たりに関してご紹介してきました。
する側は、甘えや優しさを求めてしていることも少なくありません。
ただ、される側はイヤな思いをしますし、ストレスになりますよね。
当たられた場合は、心理を理解して適切な対応をとっていきましょう。
しかし、あまり無理はせず毅然と向き合うことも大切ですよ。
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