時計のメーカーとして有名なグランドセイコーですが、「デザインがダサい」「普段使いしにくい」などの理由からやめた方がいいという口コミも多くみられます。実際のところはどうなのでしょうか？
この記事では、なぜグランドセイコーはやめておけと言われるのか、その理由を徹底解説していきます。
どんな時計を購入しようか悩んでいる方は参考にしてくださいね。
グランドセイコーはやめとけと言われるのはなぜ？
そもそもグランドセイコーはやめておけと言われる理由は、何があるのでしょうか。
その理由は、次の7つです。
- 値段が高い
- 海外ブランドと比べられる
- デザインが古くさい
- 資産価値の部分
- 貧乏くさいイメージ
- おじさんのイメージ
- 普段使いしづらい
詳しく説明します。
値段が高い
元々グランドセイコーは、「セイコー」から独立した会社です。「セイコー」は時計の価格帯が幅広く高いものでも20万円台なのですが、グランドセイコーは高いもので50〜数百万円台となっているため高額なイメージがついたのかもしれません。
海外ブランドと比べられる
グランドセイコーの時計は、高級時計のイメージがあるので海外ブランドの商品と比較されがちです。高級時計の本場はスイスなので、せっかくなら本場の時計を買いたいという気持ちもわかります。
海外の時計ブランドは古い歴史を持っているので技術的に安心できるという高評価も、グランドセイコーはやめておけと言われている理由でしょう。
デザインが古くさい
これは年齢の若い客層でよくみられる評判です。グランドセイコーの時計は、古くさいとの評価もありますが、実は洗練されたデザインなんです。基本的にはセイコースタイルという元々の会社のデザイン理念に沿って作られていて、デザインより実用性重視なフォルムになっています。
ですから決して古くさいわけではなく、腕時計の本質を追求した結果、シンプルなデザインにたどり着いたということです。
資産価値の部分
グランドセイコーは資産価値の部分で見たときに、やめておけと言われることがあります。高級な時計は持っていれば資産価値が上がると考えがちです。あるスイス製の高級時計は、限定生産だったり歴史的な価値があったりして、購入後数年で値段が跳ね上がることも珍しくありません。
ですがグランドセイコーの時計は、認知度やブランド価値がスイスの高級時計に劣っていると感じている消費者が多いことも事実です。実際にグランドセイコーの時計は、一部のモデルは買って数年すると取引価格が原価の6〜7割に下がることがあります。
また流通量が多いことも、希少価値が生まれにくい状況を作っているので、資産価値が下がることに繋がっているのでしょう。
貧乏くさいイメージ
グランドセイコーが貧乏くさいイメージがあるのは、ブランドの立ち位置が原因でしょう。元々の会社であるセイコーは、耐久性がありながら価格を抑えた時計を提供していました。エントリーモデルなら数千円で購入できるものもあり、広く一般的に知られています。
グランドセイコーは、セイコーの中でもハイクラスなので、価格帯は数十万〜数百万円にも。ですが、セイコーはお手頃価格の時計を売っているというイメージのおかげで、貧乏くさいという印象が拭えないのでしょう。
おじさんのイメージ
グランドセイコーには、おじさんがつけているイメージがあるので、やめておけという意見があります。確かにおじさんが多くつけているのは事実ですが、それは高級時計だから。
高いもので数百万円もする時計ですから、ある程度給料が上がった年齢の方が手にするのがほとんどです。デザインがおじさんっぽいということではなく、購入できる年齢層が高めだというだけなんですね。
普段使いしづらい
グランドセイコーの時計は、普段使いしづらいのでやめておけとよく言われます。価格が50〜数百万円もする時計は、扱いに困りますよね。いくら10気圧防水の機能があるといっても、水濡れや傷つけてしまうことは避けたいです。
ですが、これはグランドセイコーだけでなく、高級時計と言われるもの全般に言えることです。高い時計は普段使いするにはもったいないと感じてしまうのもわかりますが、耐久性があるグランドセイコーの時計は普段から使ってあげてくださいね。
グランドセイコーの魅力は？
グランドセイコーの時計にはどのような魅力があるのでしょうか。
その魅力は、次の7つです。
- 高水準な精度がある
- 耐久性が高い
- アフターサポートが充実している
- デザインが良い
- ビジネスで活用できる
- コストパフォーマンスが良い
- 利便性が高い
詳しく説明します。
高水準な精度がある
グランドセイコーの時計の魅力の一つに、高水準な精度があります。グランドセイコーの時計には、「9Sメカニカル」という機械仕掛けの技術力が採用されています。世界的な水準で見ても、「GS基準」に当てはまり、他社にひけを取らない高水準な精度を誇っています。
そのため1日あたりの誤差も＋5〜3秒と驚異的な数字。一般的な機械時計の半分以下の誤差なので、その凄さがわかりますね。この精密な動きを実現するため、部品一つ一つを磨き上げ、歯車なども遊びは一切ないほど精密に組み立てられています。
耐久性が高い
グランドセイコーの魅力は、その耐久性の高さにあります。適切なメンテナンスをすれば50年以上使い続けられるでしょう。10年に1度はオーバーホールに出すことが推奨されており、この一手間で時計を長く使い続けられます。
また、グランドセイコーの時計は製造段階で厳格な品質管理が行われているため、高い耐久性が実現できています。時計の一つ一つに数百もの検査を行って、最高品質を維持しています。
アフターサポートが充実している
グランドセイコーは、アフターサービスが充実していることも魅力の一つです。2021年以降に購入された商品は、5年間の無償保証期間があります。それまでも3年間の無償保証期間が付いていました。
そのほかにも、オーバーホールや電池交換の際にケースの研磨などの追加サービスが受けられます。電池交換といっても、それだけではなく精度と防水性の検査や、パッキン交換、洗浄など品質保持のためのメンテナンスも受けられるのがグランドセイコーのアフターサポートです。
デザインが良い
グランドセイコーの魅力は、デザインが良いことです。日本の美学を体現化したデザインで、代表的なものは「ザラツ研磨」と言います。ザラツ研磨をすると時計が鏡のような仕上がりになって、光の反射で独特の光を放つようになります。
他にも、針やインデックスの形状に至るまで視認性と美しさを追求し、身につけた人を洗練された人に見せてくれます。
ビジネスで活用できる
グランドセイコーの時計は、ビジネスで活用できるのが魅力の一つです。シンプルなデザインなので、ビジネスの現場でつけやすく、高級時計でもあるので「できる男」という印象を与えられます。
ビジネスの現場では、初対面の際に腕時計やネクタイなど小物に注目することはよくあることです。できる男という印象を残せるグランドセイコーの時計なら、つけていて悪いイメージは持たないでしょう。シンプルな造りなので、お金持ちアピールにもならないはずです。
コストパフォーマンスが良い
グランドセイコーの時計の魅力は、圧倒的にコストパフォーマンスが良いことです。時計の本質を追求し、シンプルかつ機能的な造りを実現しました。精巧に作られた部品一つ一つ。熟練の職人が組み立てて、何日もわたって検査をするなど、高品質な時計を生み出すための企業努力を惜しみません。
その結果できあがったグランドセイコーの製品は、最大限まで品質を高めており、同じ品質のものを他のブランドで買おうとすれば何倍もの費用がかかるでしょう。
利便性が高い
利便性が高いことも、グランドセイコーの魅力の一つです。グランドセイコーの時計には、便利な機能がたくさん付いています。その機能の一例がこちらです。
- GMT機能
- 瞬間日送り機能
- ハイビートモデル
- 3daysメカニカル
- マジックレバー
ビジネスシーンでも使いやすいよう駆動時間を延ばし、金曜の夜から月曜の朝まで動き続ける3daysメカニカルのおかげで利便性がアップ。マジックレバーを日本で初めて開発したのがセイコーです。その技術を受け継いでいることも、グランドセイコーの技術力が高いとわかりますね。
グランドセイコーの海外の反応は？
グランドセイコーの海外からの反応は、非常に肯定的です。卓越した技術と独特のデザイン性が評価されています。特に精密さでは、世界的にもトップクラスと言われています。
海外コレクターが支持する理由は、日本独自の美意識を反映したデザイン。グランドセイコーの繊細ながらも力強い美しさを高く評価しています。そのため「日本国内ではグランドセイコーの本当の価値が理解されていない」とまで言われています。
グランドセイコーを着けてる人はどんな人？
どんな有名人がグランドセイコーをつけているのでしょうか？
腕時計本舗さんのグランドセイコーのを愛用する芸能人・著名人20選！その値段と魅力も解説の記事によると、次の方達がグランドセイコーを愛用しています。
- 向井理さん
- 北村匠海さん
- 明石家さんまさん
- 坂本龍一さん
- 大谷翔平さん
- 仲間由紀恵さん
- 広瀬アリスさん
年配の男性がつけているイメージが強いグランドセイコーの時計ですが、こうしてみると若い方や女性にも人気があることがわかります。愛用者にとっては洗練されたシンプルなデザインが魅力的に見えるのでしょう。
グランドセイコーがおすすめの人は？
グランドセイコーの時計は、ビジネスマンにこそおすすめでると言えます。日経新聞が行った【2021年の腕時計に関するアンケート調査】によると、グランドセイコーは「ビジネスでつけたい腕時計」の第一位に選ばれています。
ビジネスシーンでグランドセイコーの時計をつけたいと答えたビジネスマンは全体の60％。その中の75％が40代以上で、全体の80％が部長クラス以上でした。つまり長くビジネスに携わった人たちが、ビジネスシーンにはグランドセイコーの時計がふさわしいと考えているということです。
グランドセイコーの後悔しない選び方
グランドセイコーの時計を後悔しないように選びたいなら、次の3つのことを意識しましょう。
- 価格バランスが良いクウォーツモデルを
- アウトレットでの購入も検討
- さまざまなデザインから好みのものを
後悔しない時計選びがしたいなら、自分の手が届く範囲の価格で時計を選びましょう。
特にクオーツモデルであれば高品質なのに安定した価格で手に入ります。
クオーツモデルは新品でも20〜40万円ほど。高額なようにも見えますが、維持費がリーズナブルで、電池交換を定期的に行うくらいで長期間使用できます。
新品で買っても資産価値が下がることを考えたら、アウトレットで時計を購入することも検討しましょう。
購入価格が安くなれば、その分資産価値が下がることも起きにくいです。そういった意味では、人気の高い9Fモデルを購入するのがおすすめです。
グランドセイコーは、ほとんどのモデルがシンプルで実用的に作られています。
そんな中でも、様々なユーザーの好みに合わせたデザイン展開をしています。必ずお気に入りのデザインが見つかるブランドとも言えるでしょう。
グランドセイコーのおすすめモデルは？
グランドセイコーでおすすめのモデルは、次の3つです。
- SBGR261【向井理さん】
- SBGK007【北村匠海さん】
- STGF277【平原綾香さん】
上記の時計は、芸能人も愛用しているモデル。シンプルではありますが、それぞれ特徴があります。
SBGR261は、ブラウンの革ベルトとアイボリーの文字盤のコントラストが、クラシカルな印象の時計。革ベルトはクロコダイル柄なので、大人の時計というイメージです。カレンダー機能もついているので、正確な日時を知りたいビジネスシーンにぴったりの時計。
SBGK007は、黒のクロコダイルのベルトに、白の文字盤が際立ったエレガンススタイルの薄型ドレスウォッチ。平均日差が＋5〜3秒とほとんどズレがありません。
STGF277は、文字盤に使用されているピンクの白蝶貝がかわいらしい、大人の女性向けの腕時計です。26mmとやや小ぶりで、ファッションを選ばずに使用できます。10気圧防水になっているので、家事などで水濡れするのを気にせずつけられるのも嬉しいですよね。
「グランドセイコー やめ とけ」を検索する人がよく思う質問４選
まとめ：グランドセイコーは技術力も高い魅力ある時計
グランドセイコーは、世界的にみても高水準な技術力を持った魅力ある時計です。そして、巷でイメージされるようなネガティブな要素はなく、誰もがお気に入りを見つけられるシンプルで消費者ニーズを満たす努力がされた時計であると言えます。一度は試してみたい腕時計の一つでしょう。
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