寒い夜に電気毛布は重宝しますよね。
便利な電気毛布ですが、電源をつけっぱなしにして朝を迎えてしまった経験はありませんか。
24時間つけっぱなしでは電気代はいくら掛かるのでしょうか。
1か月で電気代がいくら掛かるのか調査し、他の暖房器具との電気代の比較も行いました。
電気毛布の電気代は24時間つけっぱなしでいくら?
電気毛布を24時間つけっぱなしにすると、電気代はいくら掛かるのでしょうか。
弱モード・強モードそれぞれで電気代を算出していきます。
電気代は以下の式で求めることができます。
「1時間あたりの消費電力(kw)」×「使用時間(時間)」×「1kWhあたりの電気料金単価(円)」
今回は1kWhあたりの電気代を27円と仮定します。
弱モード
電気毛布の種類により変動はありますが、弱モードの消費電力は1時間あたり33Wです。
この33Wをkwに変換するために、以下の計算を行います。
「1kw=1000wh」なので、33W=0.033kWh
そして先ほどの計算式に当てはめると、
0.033kWh×24時間×27円=21.384円 となります。
弱モードの場合、24時間で約21円の電気代が掛かることになります。
強モード
強モードの消費電力は1時間あたりの56Wです。
先ほどの計算式に当てはめると、
0.056kWh×24時間×27円=36.288円 となります。
強モードの場合、24時間で約36円の電気代が掛かることになります。
電気毛布の電気代は1ヶ月でいくら?
1か月を31日と仮定し、先ほどの計算結果に31(1か月の日数)を掛けると、
1か月で、弱モードの場合は651円、強モードの場合は1116円となります。
24時間使い続けずに、就寝時(8時間)だけ使うと仮定すると、
1か月(1日8時間)で、弱モードの場合は約221円、強モードの場合は約375円となります。
電気毛布の電気代は高い?
電気毛布の電気代は、他の暖房器具と比べて高いのでしょうか。
エアコンやヒーターを24時間使用した場合の電気代を先ほどの計算式で求めると、それぞれ648円、720円となります。
電気毛布は他の暖房器具に比べて、かなり電気代が低いですね。
電気代は電気毛布とこたつどっちが安い?
こたつを24時間使用した時の電気代を先ほどの計算式で求めると、144円となります。
電気毛布の強モードの24時間の電気代は36円なので、圧倒的に電気毛布の電気代の方が安いことが分かります。
電気毛布はとても家計に優しい暖房器具と言えます。
電気毛布より電気代が安い暖房は他にある?
電気毛布に似た暖房器具としてホットカーペットが挙げられます。
そんなホットカーペットも24時間あたりの電気代は、252円となっています。
電気毛布はホットカーペットよりも電気代が安いことが分かりました。
電気代を節約したい場合は、電気毛布を使うことをおすすめします。
電気毛布を24時間つけっぱなしだと体に悪い?
電気代を節約したい時は、電気毛布をつけっぱなしにして布団の中で過ごすのもありかもしれません。
しかし、電気毛布を長時間つけっぱなしにしていると様々なリスクが発生する恐れがあります。
発生しうるリスクをいくつかご紹介していきます。
低温やけど
『低温ヤケド』は『44℃では3~4時間、46℃では30分~1時間、50℃では2~3分』でゆっくりじっくり起きます。
引用:EPARK くすりの窓口より
機種によりますが、電気毛布は強モードで約50℃近くまで達するので、低温やけどを負う可能性は大いにあります。
布団に入る前までは強モードにして、布団に入るときは弱モードにして使うのをおすすめします。
発火の恐れ
発火は電気毛布のみならず、様々な電化製品で起こる可能性がありますが、電気毛布のつけっぱなしも発火の恐れがあります。
数年使用している電気毛布の場合、経年劣化により内部の電熱線が断線していることがあります。
断線部分から火花が発生し、火災になることもあるので、つけっぱなしは避け、取扱説明書などをよく確認しておきましょう。
脱水症状
寝ている間は水分が失われていることに気づかないので、特に危険です。
電源は、布団に入るまではつけっぱなしにして、布団に入ったら消すように心がけましょう。
電気毛布の電気代が高いときの対策は?
現在、電気料金は高騰を続けています。
消費電力が低い電気毛布を使っていても、電気代が気になる方もいらっしゃるかと思います。
電気代を節約する為の方法をいくつかご紹介していきます。
布団に入る前だけ使用する
電気毛布の電源を入れても、すぐには暖かくなりません。
布団に入る30分前から使用すれば、布団に入ったときにはホカホカの状態になっています。
事前に布団を温め、電源を切ってから布団に入れば、電気代を節約しつつ快適に眠ることができます。
タイマー機能を使う
電気毛布の中にはタイマー機能が備わっている物もあります。
眠りについた後に自動で電源が切れるようにタイマーを設定すれば、電気代を節約しつつ快適に眠ることができます。
自動で電源が切れれば、脱水症状や低温やけども防げるので、一石二鳥ですね。
電気毛布は掛けるよりも敷く
熱は上へ上がっていく特性を持っています。
その特性を利用し、かけるのではなく敷くことで、より効率的に暖を取ることができます。
そうすれば、結果的に電気毛布の使用時間や使用温度が下がり、電気代を節約できるでしょう。
適切なサイズの電気毛布を選ぶ
実際に使う範囲を超えるサイズの電気毛布を選んでしまうと、使う範囲を超えて温め、その分の電気代が無駄になってしまいます。
膝掛けで使う場合のサイズ、布団で使う場合のサイズなど、それぞれの使用シーンに合わせたサイズの電気毛布を選びましょう。
電気毛布のおすすめ商品を紹介
ここまで、電気毛布の様々な特徴についてご紹介してきました。
ここからは各メーカーの中でおすすめの電気毛布をご紹介していきます。
各製品の値段や、1時間あたりの電気代も一緒にご紹介するので、電気毛布の購入を検討する際の参考になれば幸いです。
ニトリ
洗える電気敷き毛布(Nウォーム 404 A2316)
価格:2,793円
弱モード時の1時間あたりの電気代:0.4円
ベッドに敷くタイプで、吸湿発熱生地Nウォームが使用されています。
洗濯が可能で、ダニ退治機能も付いています。
タイマー機能は付いていないのでご注意ください。
広電
VWS402H-D 電気毛布 しきタイプ
価格:3,278円(楽天市場)
弱モード時の1時間あたりの電気代:0.42円
ベッドに敷くタイプで、洗濯が可能、ダニ退治機能も付いています。
タイマー機能は付いていません。
公電の従来品に比べて、約26%の省エネ設計になっています。
Sugibo
電気掛敷兼用毛布 SB-K203
価格:4,780円(Amazon)
弱モード時の1時間あたりの電気代:0.2円
掛敷兼用で、洗濯が可能、ダニ退治機能も付いています。
タイマー機能も付いていて、2時間、4時間、6時間の中から設定できます。
12時間で自動で電源が切れる、「自動OFFタイマー」も付いています。
Panasonic
電気しき毛布(シングルLSサイズ) DB-UM4LS
価格:11,000円
強さ「3」時の1時間あたりの電気代:0.7円
ベッドに敷くタイプで、ダニ対策が可能です。
肌触りのやさしいマイクロファイバーが採用されています。
室温センサーが搭載されていて、自動で快適な温度に調節してくれます。
タイマー機能は付いていません。
「電気毛布 電気代 24時間」を検索する人がよく思う疑問4選
まとめ
ここまで、電気毛布は24時間つけっぱなしでいくら掛かるのか、1か月でいくら掛かるのか、他の暖房器具との比較などをご紹介してきました。
電気毛布は、電気代も抑えられ、快適に暖を取ることもできる優れ物ですね。
自動で電源が切れる電気毛布もあり、安全・健康面も心配なく使えます。
皆様も、寒い夜は電気毛布を用いて暖を取ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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